韓国ゲーム各社が「サブカル」に注目…狙い定めた作品は成功率83%
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【08月26日 KOREA WAVE】特定のユーザー層を明確に狙ったゲームは、不特定多数を対象としたゲームよりヒットする可能性が高いとの分析が出た。キャラクターや世界観を前面に打ち出し、熱心なファン層を獲得する「サブカルチャーゲーム」が代表例だ。既存の人気作が発売から数年たっても好調を維持する中、韓国の大手ゲーム会社も相次いで市場に参入している。
世界的コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーは「2026年グローバルゲーム産業報告書」で、ユーザーの好みが細分化し、もはや「平均的なゲーマー」を基準にゲームを開発することは難しくなったと分析した。
世界のゲーマー約5300人を対象に最も好むゲーム体験を調べたところ、ストーリー重視、オープンサンドボックス・ユーザー生成コンテンツ(UGC)、マルチプレーヤー対戦のいずれも全体の26%を超えなかった。
2023年以降に発売された100作品を分析した結果、特定のユーザー層とゲーム体験を明確に設定した作品の83%が商業的に成功した。一方、ターゲットが明確でない作品の成功率は50%だった。
ユーザーの3人に2人は、好きなシリーズの続編や現在遊んでいる作品に似たゲームを望むか、新しいゲームは必要ないと回答。まったく新しいゲームを求めた人は21%にとどまった。
こうした市場の変化を背景に、特定のキャラクターや世界観を好む層を狙うサブカルチャーゲームが存在感を高めている。
韓国の代表的なヒット作、SHIFT UPの「勝利の女神:NIKKE」は2026年4~6月期の売上高が433億ウォンを記録し、前四半期比32.4%増加した。発売から3年以上が経過したが、4月の3.5周年アップデートを機に韓国と日本の主要アプリ市場で売り上げ1位を記録。7月の夏季アップデート後も韓国のApp Storeで1位、日本と台湾で2位となった。
NEXON Gamesの「ブルーアーカイブ」も2021年の発売以降、熱心なファン層を維持している。2026年1月には日本サービス5周年アップデート直後、現地のApple App Storeで売り上げ1位となった。
従来、MMORPGを中心としてきたゲーム会社も市場を広げている。NCは2026年1月、サブカルチャーゲーム開発会社Dynamis Oneに戦略投資した。同社が開発中の「アストラエ・オラティオ」は8月、日本最大級のサブカルチャーイベント「コミックマーケット」に参加し、発売前として初めてユーザーと直接交流した。9月の東京ゲームショウにも参加する予定だ。
業界関係者は「サブカルチャーはファン層が形成されれば、ゲームだけでなくグッズやオフラインイベントなど、知的財産(IP)全体へ消費が広がる可能性がある」と話している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News