【8月30日 CGTN Japanese】先週末、カナダと米国の間の貿易協議は決裂しました。8月23日、トランプ米大統領は投稿で米加貿易問題について改めて強い不満を表明しました。これに対しカナダのカーニー首相は、米国と「戦争状態にある」と発言しました。
 
23日、トランプ氏はソーシャルメディアに、「カナダは米国の一州として得られる恩恵の享受を求める一方、本当の一州にはなりたがらない」と投稿。さらにカナダが長年、米国の農家に対して巨額の関税を課してきたと主張し、「これ以上は許されない」と述べました。

 
同日、ダフィー米運輸長官は、米加貿易においてカナダ側が得ている利益は米国側のそれをはるかに上回っており、米国はカナダに「利用されている」と語りました。
 
その前日、カーニー氏は米加貿易協議の決裂についてカナダ側の立場を総括して説明しました。約200億ドル相当のカナダ製品に対する米国の50%関税を受け、カナダによる同額の報復関税を9月8日に正式発動させると発表しました。

今回の米国とカナダの貿易協議は7月20日に始まり、トランプ氏はカナダから輸入する約200億ドル相当の数百品目に対し50%の関税を上乗せすると脅していました。両国の交渉団はワシントンで協議を重ねましたが、8月21日深夜、カーニー氏が突如として米国との貿易協議を一時停止し、交渉団に帰国を指示したことを発表しました。

米通商代表部(USTR)のグリア代表は、カナダ側が土壇場で新たな要求を出し、数日間の協議で築いたバランスを崩したと説明しました。これに対しカーニー氏は、最終段階で条項を変更したのは米国側だと反論しました。
 
カナダの非営利調査機関のアンガス・リード研究所が23日に公表した調査結果では、回答者の76%がカナダ政府による両国の貿易協議離脱を支持しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News