中国のハンバーガー市場、世界の外食ブランドが相次ぎ参入
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【8月27日 CNS】今年、中国の外食市場ではハンバーガーが注目分野となり、世界の有名外食ブランドが相次いで参入し、競争を繰り広げている。最近では、米国の人気ハンバーガーブランド「ファイブガイズ(Five Guys)」が北京市に初出店し、アメリカンスタイルの手作りハンバーガーを提供している。これに先立ち、米国の有名ハンバーガーチェーン「ウェンディーズ(Wendy’s)」も中国市場への進出を発表し、今後10年間で中国に1000店舗を展開する計画を明らかにした。
紅餐産業研究院が発表した「軽食・ファストフード産業発展報告」によると、2025年の中国の洋風ファストフード市場規模は3280億元(約7兆7526億円)に達し、前年比10.3%増となる見込みだ。このうち、ハンバーガーは洋風ファストフード市場で最大のシェアを占め、その割合は7割を超えている。
1980年代以降、ケンタッキーフライドチキン(KFC)やマクドナルド(McDonald's)などの洋風ファストフードブランドは、目新しい体験や標準化された店舗運営、成熟したサプライチェーンを強みに、中国市場へ大規模に進出してきた。しかし現在、中国の消費者にとって洋風ファストフードはすでに身近な存在となっている。いかに他店との差別化を図るかが、外食ブランドにとって真の試練となっている。
近年は、中国式ハンバーガーのブランドも急速に店舗を拡大し、味や現地に根差した運営で特色を打ち出している。その代表格である塔斯汀(Tastien)は現在、中国国内の店舗数が1万店を突破した。同ブランドは、生地を手で伸ばして焼き上げる中国式ハンバーガーを特徴とし、多彩な地方の味やコストパフォーマンスの高さなどで、多くの中国人消費者から支持を集めている。
このほか、中国の複数の外食ブランドもハンバーガー市場に参入している。例えば、有名火鍋ブランドの海底撈(Haidilao)は、サブブランド「歓鮮堡」を立ち上げ、その場で調理する新鮮なハンバーガーを提供。当日配送された新鮮なアンガス牛を使い、注文に応じてカットし、焼き上げている。中国発のコーヒーチェーンM Standは、ハンバーガーをテーマにした店舗を開設し、高級手作りハンバーガーを展開。米線(ライスヌードル)のファストフードチェーン阿香米線(Axiang)は、フライドチキンのミニバーガーや辛味ソースの煮込み肉バーガーなどをメニューに加え、消費者の多様な注文ニーズに対応している。
競争が激しさを増す中でも、多くの海外外食ブランドは中国市場への投資を続けている。中国の外食市場は規模が大きく、今後も成長が期待される。中でもハンバーガーは、さまざまな消費者層や味の好み、利用シーンに対応できるため、大きな成長余地がある。味の面では、標準化されたファストフードとして提供できる一方、ブランド独自の多彩な味を取り入れることもできる。また、朝食から夜食まで、一日のさまざまな時間帯で主力商品として展開できる。
今年上半期末時点で、中国のマクドナルドの店舗数は8114店となり、2025年上半期末から887店純増した。新規店舗の多くは三~五線都市に集中している。一方、KFCの中国本土での店舗数は1万3000店を超えており、近年は「KFCタウン」と呼ばれる新たな店舗形態も展開し、地方都市などへの進出を加速している。これに対し、FIVE GUYSやシェイク・シャック(Shake Shack)などの海外高級ハンバーガーブランドは、中国の一線都市を中心に店舗を展開している。
業界関係者は、かつてハンバーガーはポテトフライやフライドチキン、コーラとセットで提供されることが多く、「高脂肪、高塩分、高糖分」というイメージがつきまとっていたと指摘する。しかし、中国の消費者の健康志向が高まる中、軽食、健康志向、高タンパク、即時配送といった新たなトレンドが、今後のハンバーガー市場に新たな成長の原動力をもたらす可能性がある。(c)CNS/JCM/AFPBB News