gettyimagesBank(c)MONEYTODAY
gettyimagesBank(c)MONEYTODAY

【08月25日 KOREA WAVE】韓国で約10年前、住宅を購入せず賃貸を選んだ会社員が、最近の住宅価格上昇と賃貸物件不足を受け、強い喪失感を抱いていると明かした。

19日、オンラインコミュニティーに「家を買える時に買っておけばよかったと、とても後悔しています」と題した投稿が掲載された。

投稿者は「約10年前、周囲の友人たちが結婚後、無理をしてでもローンを組んでマンションを購入していた時、私は金利が心配で安全策としてチョンセ(まとまった保証金を預けて入居する韓国特有の賃貸方式)を選んだ」と説明。「夫婦で無駄遣いせず、外食も減らしながら真面目にお金を貯めてきた」と振り返った。

しかし、最近になって状況が大きく変わったという。投稿者は「無理をして住宅を買った友人たちの家は価格が大幅に上がった。一方、私はこれまで貯めたお金を今回、チョンセ保証金の増額分としてそのまま使った。チョンセ物件も本当に少なくなり、行くところがない」と訴えた。

特に友人との集まりで感じた喪失感が大きかったという。「友人たちが『先に家を買っておいて本当によかった』と話す中、私は黙って肉だけ焼いて帰ってきた。自分なりに一生懸命生きてきたつもりなのに、一気に貧しくなったように感じる。妻と子どもに申し訳なく、自分が無能に思える」と吐露した。

さらに「友人たちと会った後、憂うつな気持ちと喪失感にひどく押しつぶされている。時間を戻したいが、それは無理ですよね」とつづった。

投稿を見たネットユーザーからは「過ぎたことを悔やむより、これからの機会をつかむべきだ」「無理な借金をせず現金を貯めたことも大きな資産だ」と励ます声が寄せられた。一方、「後悔しても状況は変わらない」として、無理のない範囲で今からでも住宅購入を検討してはどうかとの助言もあった。

韓国では最近、政府による相次ぐ融資・税制規制にもかかわらず、ソウルの住宅価格とチョンセ価格の上昇が郊外や京畿道南部へ広がる「風船効果」が続いている。

ソウルのマンション価格は2026年上半期に4.82%上昇し、平均チョンセ価格は7億ウォン(約7400万円)を超えた。新規入居物件も減少しており、賃貸市場の需給不均衡や無住宅者の住居費負担がさらに大きくなる可能性があるとの懸念が出ている。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News