韓国人の日本旅行、東京・大阪から地方へ…日本人も韓国の「街歩き」志向強まる
このニュースをシェア
【08月25日 KOREA WAVE】韓国人にとって日本、日本人にとって韓国が最も人気の高い海外旅行先として定着する中、双方の旅行者が大都市を離れ、路地やカフェ、地域の商店街など現地の生活圏へと行動範囲を広げている。
グローバル決済技術企業のビザが韓国と日本の旅行者の決済データや旅行意向調査などを分析したところ、こうした「生活圏旅行」の傾向が鮮明になった。
ビザが2026年5月に実施した旅行意向調査によると、韓国人が最も訪れたい海外旅行先は日本で38.5%を占め、2位のベトナム11.4%を3倍以上上回った。ホテルズドットコムでも、今夏の韓国人による日本の宿泊施設検索量は前年同期比15%増えた。
日本人の韓国旅行需要も続いている。2026年5月のゴールデンウイーク期間に韓国で使われた日本発行のビザカード決済額は、直前1年間の週間平均に比べ約60%増加した。日本発韓国行き航空便の検索量は15%、韓国の宿泊施設検索量は30%増えた。
旅行先は大都市から周辺地域へ広がっている。日本では東京、大阪、福岡を除く地域での韓国人のカード決済額が前年同期比約40%増え、大都市の約30%増を上回った。特に宇都宮と桑名では、今夏の宿泊施設検索量がそれぞれ2000%、1700%増加した。
韓国人旅行者の地方都市志向も目立つ。ビザの調査では58.1%が「地方都市での癒やし旅行」を、57.7%が「大型施設より地域の路地商圏を巡る旅行」を好むと答えた。
韓国を訪れる日本人もソウルだけでなく、釜山、済州、江原などへ移動する傾向を見せている。これらの地域での日本人のカード決済額は前年同期比約145%増え、日本発清州行き航空便の検索量も780%増加した。
旅行先が多様になる一方、消費の仕方も価格重視から好みや体験を重視する方向へ変化している。
韓国人の日本旅行では、ディスカウントストアや家電量販店など価格重視の消費が減る一方、百貨店や衣類、アクセサリーなど高価格帯での決済が増えた。
韓国を訪れた日本人の消費でも、KビューティーやKファッション、グルメなど韓国ならではの体験への需要が目立った。ゴールデンウイーク期間の日本人旅行者によるショッピング決済額は前年同期比約55%増え、KビューティーやKファッション需要を背景に、百貨店など高級小売店での決済は約60%増加した。
外食でも1回当たりの平均決済額が約25%上昇した。夜食や公演、クラブなど韓国の夜間コンテンツを楽しむ需要が増え、深夜帯の決済額も約70%増えた。
高付加価値消費も双方で強まっている。日本での韓国人によるプレミアムカード決済額は前年同期比約75%増え、一般カードの3倍の伸び率となった。韓国での日本人旅行者によるプレミアムカード決済額も約95%増加した。
大都市の有名観光地だけを巡る旅行から離れるにつれ、決済環境の重要性も高まっている。日本を訪れた韓国人旅行者の約70%が非接触決済「タップ・トゥ・ペイ」を利用し、その決済額は前年同期比約55%増えた。
韓国を訪れた日本人の非接触決済額も約80%増えた。特に屋台や個人経営のカフェなど中小店舗での決済は約80%増加し、大型加盟店の約55%増を上回った。
日本では海外カードで公共交通機関を利用できるオープンループ決済が広がり、訪日韓国人の非接触型交通決済も約40%増えた。一方、韓国ではまだ導入初期で、訪韓日本人の公共交通機関での非接触決済利用率は、訪日韓国人の4分の1程度にとどまった。
ビザコリアのパトリック・ストーリー社長は「大都市のランドマークを離れて地方都市の路地商圏を訪れ、自分の好みに合う体験にお金を使う新たな旅行傾向が、ビザの決済データでも明確に確認できる。旅行者の行動範囲が広がるほど、公共交通機関から地域の飲食店まで便利に利用できる決済環境が重要になる」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News