韓国政府、AIで科学の難題解決へ…KAISTなど4研究チームに5年で200億ウォン
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韓国科学技術情報通信省は24日、人工知能(AI)を活用して科学分野の難題解決を目指す研究事業で、韓国科学技術院(KAIST)の2チームと大邱慶北科学技術院(DGIST)、ソウル大の各1チームを選定し、技術開発に着手したと発表した。事業期間は2026年7月から2031年6月までの5年間で、計200億ウォン(約23億円)を支援する。
メガ・ニュース(MEGA News)のパク・ヒボム記者の取材によると、選定されたのは、物理・数学を基盤としたAI解析・予測モデル分野と、次世代AI構造研究分野の計4チーム。1チーム当たり平均50億ウォン(約5億7000万円)が支給される。
物理・数学を基盤としたAI解析・予測モデル分野では、条件が変わっても安定して作動するAIモデルの開発を目指す。KAISTのハ・ウソク教授チームは、条件や環境が変化してもデータに内在する因果構造や支配方程式を推論できる、数学・物理に基づく因果AIモデルを開発する。
DGISTのユ・ジェソク教授チームは、さまざまな現象でどの物理法則が支配的に作用しているかをAIが自ら判断し、解析方法を選択する「AI力学者」の開発に取り組む。形状や条件が変わるたびに必要だったシミュレーションのコストを減らし、バッテリーや熱交換器などの設計・開発速度の向上が期待される。
次世代AI構造研究では、ソウル大のオ・ミンファン教授チームが、文脈が長くなるほど計算量が急増する構造上の限界を数学的に解明し、長い文脈でも効率的に処理できる新たなAI構造と学習方法の開発を目指す。
KAISTのユン・チョルヒ教授チームは、生成AIが学習を通じて性能を高める原理を数学的に解明し、構造設計から学習、信頼性検証までに適用できる次世代AIの開発方法論を確立する計画だ。試行錯誤に依存してきたAIモデル開発から脱し、原理に基づいて予測可能で信頼性の高いAI設計・開発の基盤づくりを目指す。
科学技術情報通信省のユン・ギョンスク基礎源泉研究政策官は、物理と数学の法則に基づくAIモデルを確保すれば、科学研究の厳密性や正確性が高まり、研究現場だけでなく半導体やバッテリーなどの産業分野にも実質的な効果が期待できるとの見方を示した。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News