23日、韓国・統営で集中豪雨による土砂を撤去する統営海洋警察の隊員とボランティア=統営海洋警察提供 (c)news1
23日、韓国・統営で集中豪雨による土砂を撤去する統営海洋警察の隊員とボランティア=統営海洋警察提供 (c)news1

【08月24日 KOREA WAVE】韓国南部の慶尚南道・巨済市と統営市で、光復節の連休中に記録的な豪雨による被害が相次ぎ、被害件数が2200件を超えた。道路や上下水道などのインフラは大部分で復旧が進んでいる一方、土砂災害の復旧率は一部地域で10%台にとどまっている。自宅に戻れず、宿泊施設や親族・知人宅などで避難生活を続けている住民も675人に上る。

慶尚南道によると、23日午後6時現在、巨済と統営で確認された被害2293件のうち、1444件で応急復旧が完了した。応急復旧率は63.0%となっている。地域別では巨済が1605件、統営が688件だった。

一時79.3%まで上昇していた応急復旧率は、戸建て住宅や河川などで追加被害が確認されたことで63.0%に低下した。被害件数そのものが増えたため、全体の復旧率が下がった形だ。

道路や上下水道などのインフラは相当部分で復旧が進んだ。統営では被害を受けた道路の復旧をすべて終え、巨済も道路の復旧率が96%に達した。上下水道では、巨済の上水道と統営の下水道が復旧を完了した。統営の上水道と巨済の下水道はいずれも復旧率95%となっている。

一方、土砂災害の復旧は遅れている。復旧率は巨済で31%、統営では12%にとどまる。

住宅被害では、戸建て住宅は巨済、統営ともに復旧を終えた。集合住宅の復旧率は巨済67%、統営80%となっている。

統営では、閑山島の李舜臣関連遺跡など国家遺産5カ所が被害を受け、このうち4カ所で応急復旧が完了した。

現在、巨済・統営では死傷者が出た巨済・玉浦洞の集合住宅を含む55世帯でガス供給が止まっている。

巨済では計1341世帯で停電が発生し、復旧作業が続いている。小規模な水道施設を利用する屯徳面の1地区、25世帯では断水が続いている。

復旧は進んでいるものの、自宅に戻れない住民は600人を超える。巨済では290世帯580人、統営では66世帯95人の計356世帯675人が宿泊施設や親族・知人宅などに滞在している。このうち玉浦洞の集合住宅の事故棟の住民は53世帯119人となっている。

韓国政府は21日、巨済市全域と統営市の山陽邑、鳳坪洞を特別災難地域に優先指定した。

慶尚南道は28日までに国家災難管理情報システムに被害状況を入力し、27日から中央合同被害調査を進める。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News