【8月24日 AFP】米ドナルド・トランプ政権は23日、貿易交渉が決裂し、カナダが対米報復関税を発表したことを受け、カナダが米国との「貿易戦争」に勝てると思うのは「愚か」だと警告し、隣国に「壊滅的」な影響が及ぶだろうと述べた。

米加交渉は21日に決裂し、カナダの対米輸出の5.5%に当たる約200億ドル(約3兆1800億円)相当の製品に対し、米国による50%の新規関税が発動されることとなった。

カナダはこれに対抗し、9月8日に発効する米国の鉄鋼および乳製品業界を主な対象とした新たな関税で、米国の措置と同等規模の対抗策をとると発表した。

ショーン・ダフィー米運輸長官は、貿易戦争においてトランプ氏と争うことで、カナダはより悪い結果に陥るだろうと語った。

ダフィー氏は米FOXニュースの番組に対し、「われわれは素晴らしい貿易パートナーですよね? しかし、カナダが米国との貿易から得ている利益は、米国がカナダとの貿易から得ている利益よりもはるかに大きいのです」と語った。

さらに「彼らがドナルド・トランプ大統領と戦争をして、実際に米国とのその戦争に勝てると考えるのは、彼らにとって愚かなことです」と続けた。

現在、カナダの輸出の約70%を米国が占めている。

ダフィー氏はカナダのマーク・カーニー首相について、「彼らの国にとって壊滅的な状況になるため、非常に迅速に交渉に戻ってくるだろう」と予測した。(c)AFP