【08月24日 KOREA WAVE】
ヤン・ジョンウォンさんのSNS(c)news1
ヤン・ジョンウォンさんのSNS(c)news1

韓国の有名インフルエンサー、ヤン・ジョンウォン氏の詐欺疑惑をもみ消す見返りに金品や接待を受け取ったとして、ソウル南部地検は元ソウル江南(カンナム)警察署の捜査チーム長だった男(元警監=日本の警部相当)を収賄や公務上秘密漏洩(ろうえい)などの罪で拘束起訴した。元警監がヤン氏の夫から接待を受け、捜査システム上の身分を「被疑者」から「参考人」へ勝手に変更していた実態が明らかになり、韓国内で波紋を広げている。

検察や韓国メディアが公開した録音記録によると、元警監は2024年、ピラティス教室のフランチャイズを巡りフランチャイズ加盟店主らから詐欺容疑などで告訴されていたヤン氏の夫から、数百面ウォン(数十万円)相当の高級飲食店での接待を受けた。

接待の2日後、元警監は夫に電話をかけ「担当者に事件を早く終わらせるよう指示した」「(接待に)深く感動した」などと伝達。その後、ブランド品のスカーフや追加の接待を受ける見返りとして、捜査システム上で「被疑者」となっていたヤン氏の登録を「参考人」に無断で変更し、捜査対象から外したとされる。結果としてヤン氏の事件は同年12月、嫌疑なしとして「不送致」処理されていた。

検察関係者は今回の手口について「裁判で被告人を証人にすり替えるようなもので、刑事法上あり得ない前代未聞の手口だ」と指摘。元警監はヤン氏の件を含め、計5件の事件で同様の不正なもみ消しに関与したとみられている。

元警監はすでに職務を解除されており、便宜を依頼したヤン氏の夫らも別件の株価操縦事件(約14億ウォンの不当利得)で起訴され、公判が続いている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News