韓国・京畿道坡州市の民間人出入統制区域内にあるヘマル村周辺で見つかった地雷=韓国地雷除去研究所提供、2026年8月19日(c)news1
韓国・京畿道坡州市の民間人出入統制区域内にあるヘマル村周辺で見つかった地雷=韓国地雷除去研究所提供、2026年8月19日(c)news1

【08月23日 KOREA WAVE】韓国・京畿道坡州市の民間人出入統制区域内にあるヘマル村で、住宅や公園の近くから対人地雷や対戦車地雷50個余りがまとまって見つかったものの、軍当局が3カ月にわたり十分に撤去していないとして、住民から不安の声が上がっている。

このうち17個は地表に露出した状態で、住民は「イノシシが通っただけでも爆発する危険がある」と訴え、「何度も苦情を申し立てているのに軍の対応は消極的だ。職務怠慢だ」と批判している。

ヘマル村の住民で、韓国地雷除去研究所のキム・ギホ所長によると、5月18日、自宅近くで地雷50個余りを発見したという。このうち30個は地中に埋まっており、20個は地表に露出していた。M3対人地雷3個は公園の境界線上で見つかり、誰かが人為的に移動させたような痕跡もあったという。

キム所長が直ちに軍へ通報すると、現場に出動した軍関係者はM3地雷3個だけを回収し、残る47個は現在までそのままになっているという。キム所長は「地雷がまとまって見つかった場所は住宅や公園からわずか5メートルほどだ。米軍が埋設したものとみられ、50年以上前の旧式地雷で、現在では軍事作戦上の有用性はない」と話した。

一方、爆発した場合には周辺約60世帯が大きな被害を受ける恐れがあり、住民が注意していても、イノシシなどの野生動物によって爆発する危険もあると指摘した。キム所長は、地雷など特定通常兵器の使用・移転規制に関する法律に基づき、軍には立ち入りを遮断し警告措置を取る必要があるにもかかわらず、そうした対応が取られていないと主張した。また、「国民安全申告」を利用し、国防省や国民権益委員会、大統領室などに何度も地雷撤去を求めたが、「軍はいまだに放置し、職務怠慢を続けている」と批判した。

さらに、軍からは「住民の安全のため鉄条網の設置などを計画している」との回答を受けたものの、現在まで具体的な措置は取られていないという。住民は「集中豪雨が降ると、土砂とともに地雷が流されてくることもある。住民の安全のため一日も早く撤去してほしい」と訴えている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News