米ニューヨーク・タイムズスクエアの大型ビジョンに映し出された韓国・奉化リンゴの広告(c)MONEYTODAY
米ニューヨーク・タイムズスクエアの大型ビジョンに映し出された韓国・奉化リンゴの広告(c)MONEYTODAY

【08月22日 KOREA WAVE】韓国・慶尚北道奉化郡の公務員が、特産品「奉化リンゴ」をPRしていたSNSの運営を中断したことについて、「外圧ではない」と説明した。この公務員は自費で米ニューヨーク・タイムズスクエアの大型ビジョンに奉化リンゴの広告を出し、注目を集めていた。

奉化郡のSNS「奉化郡ポンスンイ主務官」を運営する奉化郡農業技術センター流通特作課のキム・スソン主務官は19日、「内部事情により『奉化郡ポンスンイ主務官』チャンネルの運営を中断する」と明らかにした。

キム主務官は「奉化郡政に関する情報は、奉化郡の公式広報インスタグラムで確認できる。今後も奉化郡に多くの関心を寄せてほしい」と説明した。当初、具体的な運営中断の理由は明らかにしなかった。

運営中断が伝わると、その背景を巡ってさまざまな憶測が広がった。これを受け、キム主務官は改めて投稿し、「一部のうわさについて説明したい」としたうえで、まず「外圧ではない」と否定した。

続けて「最近、個人的な健康問題や服用している薬などの影響で精神面の管理が難しくなり、しばらく休む時間を持とうとした」と説明し、すでに内部への報告も済ませたとした。「関連して気になることがあればコメントを残してほしい。きょう午前0時まで、漏れなく返信する」とも記した。

キム主務官は13日、ニューヨーク・タイムズスクエアの大型ビジョンに奉化リンゴの広告を掲出して話題となった。広告にはリンゴの写真とともに「奉化リンゴ、おいしいけれど広告はしません」といった文言が掲載された。

広告費32万9000ウォン(約3万3000円)はキム主務官が自費で負担した。米国の消費者に直接売り込むのではなく、「ニューヨーク・タイムズスクエアに奉化リンゴの広告が登場した」という話題性を利用し、韓国内での拡散効果を狙う逆転の発想だった。

キム主務官は当時、「税金ではなく、自分のお金で決済した」と説明。米国で広告を出した理由についても「ニューヨーク・タイムズスクエアの大型ビジョンで放映したという事実を活用し、韓国内での広報効果を狙った」と話していた。

キム主務官は2019年に公務員となり、現在は奉化郡農業技術センターで農産物流通や広報を担当している。「ポンスンイ」というキャラクターを前面に出したユニークなSNSコンテンツで、奉化郡や地域農産物をPRしてきた。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News