ChatGPTで生成したイメージ画像(c)news1
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【08月22日 KOREA WAVE】韓国KTのメディア子会社KT ENAが、「チャンネル・チン」「O&T」「ヘルスメディTV」の3チャンネルをEDGE TVに95億ウォン(約9億5000万円)で売却した。消費者の視聴行動が変化し、有料放送市場の厳しい状況が続く中、非主力事業を整理して経営資源を重点分野に集中させる狙いがある。

KTによると、KT ENAは7月、3チャンネルの事業を分割して設立したAIメディア放送の株式100%をEDGE TVに売却した。売却額は95億ウォン(約9億5000万円)。KTは今回の取引によって70億7400万ウォン(約7億740万円)の売却予定資産処分益が発生すると見込んでいる。

売却対象となった「チャンネル・チン」は中華圏ドラマ専門チャンネル、「O&T」は旅行・レジャーコンテンツを扱う旅行専門チャンネル、「ヘルスメディTV」は健康・医療情報を提供する専門チャンネルだ。

KT ENAは売却に先立ち、3チャンネルの事業を別法人として分割する手続きを進めた。2025年11月に会社分割を決定し、2026年5月にAIメディア放送を設立。新会社は6月2日にKT系列会社となったが、全株式をEDGE TVに譲渡したことでKT系列から外れた。

買収したEDGE TVは2013年に開局した放送チャンネル事業者で、現在は韓国内外の名作ドラマを中心に編成するドラマ専門チャンネル「EDGE TV」を運営している。

今回の売却は、一部チャンネルを整理して運営効率を高めるとともに、主力コンテンツの制作力を強化する事業効率化の一環だ。

KT ENAは2026年3月末時点で計12チャンネルを運営していたが、今回の売却によって9チャンネルに減らした。現在は成人向け8チャンネルと子ども向け1チャンネルを運営している。

「ENA」「ENA DRAMA」「ENA PLAY」などの主力チャンネルを中心に、オリジナルドラマやバラエティー番組の競争力強化に力を入れている。代表作には「私はSOLO」「鋼鉄部隊」「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」などがある。

KT ENAによるチャンネル再編の背景には、動画配信サービス(OTT)の普及などによる従来型放送市場の成長鈍化もある。最近は有料放送の加入者減少や広告市場の縮小が続き、番組を供給する放送チャンネル事業者(PP)を取り巻く環境は厳しくなっている。

放送メディア通信委員会によると、2025年のPPの放送事業売上高は6兆9417億ウォン(約6942億円)で、前年から1664億ウォン(約166億4000万円)減少した。放送広告売上高も1兆1331億ウォン(約1133億1000万円)となり、前年より9.6%減った。

有料放送業界の関係者は「以前はチャンネルを編成しておけば安定した広告収入を期待でき、あえて整理する必要性は大きくなかった」と説明。「現在は市場環境が変化し、価値が認められるうちに売却しようとする動きが出ている」と話した。

KT ENA関係者は「今回の売却はチャンネル運営の効率性を高め、制作力を主力チャンネルに集中させるためのものだ。これまで明らかにしてきた事業効率化の方向性と同じ流れだ」と説明した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News