【8月22日 AFP】アフリカ・コンゴ民主共和国で急速に拡大しているエボラ出血熱の流行について、国連(UN)の担当調整官は21日、「指数関数的」に感染が広がっていると警告した。死者は2500人を超えており、その半数はここ20日間に集中している。

今回のエボラの流行は同国史上最大規模で、記録にあるどの流行よりも速いペースで感染が拡大している。

国連のジュリアン・ハルネイス氏は、感染の中心地であるブニアからスイス・ジュネーブの記者団に対し、最新のデータをもとにウイルスが「指数関数的に増加している」と報告。「流行は広範囲に及んでいる。現在の感染地域はフランスの国土よりも広くなっており、感染の拡大ペースが支援対策のスピードを上回っている」と述べた。

今回のエボラ出血熱は5月15日に正式な流行宣言が出されたが、その数週間前からすでに広がっていたとみられている。

ハルネイス氏は、対策の強化を訴えた。現在の対応は遅さと組織体制の不備が批判されているほか、住民間の不信感によっても阻害されている。

また、ハルネイス氏はコンゴ東部における極度な治安悪化と弱い医療体制を指摘し、「法と秩序が損なわれ、特に医療をはじめとする基礎的なサービスがバラバラになっている」と述べ、現地での活動環境を「過酷だ」と表現した。(c)AFP