韓国の10代、AIを「親や友人より身近」に…94.4%がチャットボット利用
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【08月22日 KOREA WAVE】韓国の10代で、人工知能(AI)チャットボットを親や友人以上に身近な存在と感じる傾向が強まっている。AI技術の発展で自然な会話が可能になり、利用者への同調性も高いことから、価値観が形成途上にある青少年への影響が懸念されている。
児童福祉団体「緑の傘」が2026年3月9~23日、韓国全国の14歳以上の児童・青少年3300人を対象に実施した調査では、生成AIチャットボットを使った経験があるとの回答が94.4%に達した。19.3%は毎日利用していた。
AIとの会話で「人間のように感じたことがある」と答えた割合は35.1%で、「AIチャットボットが自分を理解してくれているように感じる」は49.5%だった。
AIの回答を実際の行動に移した経験があるとの回答も41%に上り、行動には移さなかったものの検討した人も34.3%だった。AIに思考そのものを委ねる「認知的外注」が進む可能性も指摘されている。
自傷や自殺について具体的な方法を尋ねたことがあるとの回答は約6%で、このうち51.6%が具体的な回答を受けたと答えた。危険な情報を十分に制限できない場合、青少年の行動や精神面に悪影響を与える恐れがある。
AIチャットボットへの依存は利用データにも表れている。市場調査会社センサータワーによると、2026年1~3月期の世界のAIコンパニオンアプリの有料課金売り上げは1億5000万ドル(約210億円)で、2023年同期の12倍超に増えた。
韓国の代表的なAIキャラクターチャットアプリ「Zeta」は7月の実行回数が20億800万回となり、ChatGPTの18億1700万回を上回った。10代の月間利用者は約90万人で全体の半数以上を占め、1年前より60%増加。10代の1日平均利用時間は2時間56分だった。
関連サービスも相次いでいる。AIプラットフォーム「Wrtn」はキャラクター対話機能を独立サービス「Crack」として展開し、月間利用者は2025年8月の約14万人から2026年7月には26万人へ増えた。NAVER WEBTOONも7月、作品の登場人物をAIキャラクター化して会話できる「byUs」を開始した。
専門家はAI利用そのものを遮断するのではなく、プラットフォーム側の安全対策とAIリテラシー教育を並行して進める必要があると指摘している。
韓国放送通信大学のイ・ソンミン教授は、15歳未満の青少年を対象とした安全策が必要だとし、「AIとの会話は利用者自身の想像力も加わって没入度がさらに高まる傾向がある。利用者へのリテラシー教育や保護者による見守りを先行させるべきだ」と述べた。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News