ソウルの大学街、家賃と管理費が同時上昇…学生はルームシェアや簡易宿泊所へ
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【08月21日 KOREA WAVE】新学期を前に、ソウルの大学街で部屋を探す学生の住居費負担が重くなっている。家賃と管理費が同時に上昇したうえ、開講が近づくにつれて物件も急速に減っているためだ。費用を負担しきれない学生はルームシェアをしたり、比較的安い考試院(簡易宿泊所)に目を向けたりしている。
不動産プラットフォーム「タバン」によると、7月時点でソウルの主要10大学周辺にある専有面積33平方メートル以下のワンルームの平均月額家賃は62万5000ウォン(約6万2500円)、平均管理費は8万4000ウォン(約8400円)だった。前年同月と比べ、それぞれ7.7%、10.9%上昇した。
大学周辺のワンルーム街でも家賃上昇が目立つ。ソウル広津区の建大入口駅周辺の不動産仲介業者には、2学期の開講を前にワンルームの賃貸物件を知らせる広告が並んでいた。多くは保証金500万~1000万ウォン(約50万~100万円)、月額家賃65万~70万ウォン(約6万5000~7万円)だった。
価格が上がる一方、空き物件は多くない。周辺の不動産仲介業者は「家賃は上昇が続いているうえ、学期開始が迫り、物件もほとんど残っていない。部屋を見ている間に契約が決まることもあり、できるだけ早く契約する必要がある」と話した。
学生の中には住居費を抑えるため、ルームメートと部屋をシェアする人もいる。大学生のイ・ジョンウォンさん(26)は「住居費を節約するためルームメートと暮らし、家賃を半分ずつ負担している。家賃以外にもインターネットや水道料金などで毎月3万~4万ウォン(約3000~4000円)が追加でかかる」と話した。
大邱からソウルに出て大学に通うパク・ジュンワンさん(26)は「大学から徒歩10~15分のワンルームに住んでいるが、家賃だけで53万ウォン(約5万3000円)。管理費まで含めると毎月64万ウォン(約6万4000円)かかる」と説明した。「安くてきれいな部屋を探しているが、満足できる物件を見つけるのは簡単ではない」と付け加えた。
ワンルームの価格上昇を受け、比較的費用の安い考試院を探す学生も増えている。建国大学近くのある考試院は保証金10万ウォン(約1万円)、月額38万ウォン(約3万8000円)。月額68万ウォン(約6万8000円)の考試院でも保証金は30万ウォン(約3万円)で、ワンルームより初期費用の負担が小さい。
ただ、こうした考試院にも開講を控えた大学生や交換留学生が集まり、空室を見つけるのは難しくなっている。
専門家は、大学街の家賃上昇の主な原因として住宅供給不足を挙げている。大学周辺では新たな住宅を供給するのが難しいうえ、長期居住者も多く、賃貸物件が不足しているという。
延世大学サンナム経営院のコ・ジュンソク主任教授は「大学は学生寮を増やしているが、外国人学生が優先入居するケースも多く、韓国人学生は周辺のワンルームを探さざるを得ない」と指摘。「大学街には供給を増やしにくい旧市街が多く、単身世帯の増加や卒業生が従来の住居に住み続けるケースも多いため、賃貸物件が不足している」と説明した。
さらに「賃貸事業者に税制上の優遇措置を与える代わりに、家賃を一定水準以上引き上げられないよう制限する案などを検討する必要がある。賃貸事業者を投機目的だけで見るのではなく、住宅供給者としての役割も考慮する必要がある」と話した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News