【8月27日 CGTN Japanese】中国外交部の報道官はこのほど中国東部の浙江省杭州市内の先端技術を世界のネットユーザーに紹介する動画を海外のSNSに投稿しました。その先端技術とは、杭州市西湖観光区の警察が独自に開発した「空飛ぶ救命浮き輪」で、瞬く間に大きな話題を呼んでいます。この救命浮き輪は自律飛行ができるほか、おぼれている人のそばまで飛んで着水して浮力を提供し、救助活動が終わった後には水面から飛び立ち自力で戻ることができます。

4つのプロペラを備えたこの浮き輪の最高飛行速度は毎秒14メートルで、有効作業範囲は2000メートル、雨や雪の天候や風力6(風速13.8メートル)までの状況での離陸能力を備えています。着水すれば、プロペラが自動的に閉じて落水者を誤って傷つけることを防ぐように設計されています。水上では、体重80キロの成人2人に浮力を同時に提供することができます。

杭州市西湖観光区の警察官は「観光区では一部の無人警察車両にこの『飛ぶ救命浮き輪』を配備している。次の段階として重点エリアでの配備を進め、救援できる範囲を拡大していく」と説明しました。

「空飛ぶ救命浮き輪」の機能は落水者に浮力を提供することだけで、救助のためには最終的に人手が必要です。このため、同観光区をパトロールする警察官はドローンを搭載した無人船を自ら開発しました。落水者発生の通報を受け次第、ドローンは船から発進し、上空からの視界を生かして迅速に捜索して位置を正確に特定します。さらに実用的なのは、ドローンが夜間の捜索に有効な大光量の探照灯を装備していることです。

紹介によると、このドローンは無人船からの電力供給で長時間にわたり充電を続けた状態で飛び立つことで、空中に3時間以上も滞在できます。400ワットの照明装置は20メートルの上空でバスケットボールコート2面分の面積を照らすことができ、救援効率を大幅に高めます。このドローンは高電圧を使用しているため、モーターによる揚力は一般のドローンよりも強く、最高で風力7(風速17.1メートル)の状況下でも正常に稼働することができるとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News