韓国・中国外相会談、王毅氏「朝鮮半島で建設的役割」…米国には「敵対政策の変更」要求
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【08月20日 KOREA WAVE】韓中外相会談のため19日にソウルを訪れた中国共産党中央政治局委員を兼ねる王毅外相は「朝鮮半島の最も重要な隣国として、中国は朝鮮半島の平和と安定、発展のため、引き続き建設的な役割を果たす」と述べた。
王毅氏はソウルの韓国外務省庁舎でチョ・ヒョン(趙顕)外相との会談に先立ち、「韓国と北朝鮮の二つの国が徐々に平和と共存の道へ進むことを望む」と表明。「朝鮮半島の持続的な安定と発展が実現することを心から願う」と語った。
チョ・ヒョン氏も「朝鮮半島の平和と安定という韓中共通の利益に基づき、中国と協力していくことを期待する。韓中関係の全面的な回復の成果が、朝鮮半島を含む地域の平和と安定に寄与するよう努めたい」と述べた。
会談ではチョ・ヒョン氏が韓国政府の「朝鮮半島平和共存3大青写真」を紹介し、北朝鮮が早期に対話へ復帰するよう中国に建設的な役割を求めた。王毅氏は「中国の朝鮮半島政策は一貫性と安定性を維持している」とし、朝鮮半島の平和と安定に向けて引き続き役割を果たす考えを示した。
一方、北朝鮮問題を巡っては両国の立場の違いも浮き彫りになった。王毅氏は会談後、記者団から中国に米朝首脳会談を仲介する意思があるかと問われ、「それは北朝鮮と米国の間で決めることだ」と回答。「特に米国が長期間維持してきた対立的で敵対的な政策を変えなければならない」と述べ、中国が一方的に米朝対話を後押しする考えではないことを示唆した。
また王毅氏は冒頭発言で韓国と北朝鮮を「二つの国」と表現した。記事では、北朝鮮の「南北二国家」主張に沿う姿勢を示したものと分析している。
北朝鮮ではキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党総務部長が、米朝首脳間の意思疎通があったとの主張について事実ではないとの立場を表明。米韓合同軍事演習の縮小についても、規模や期間が縮小されても「挑発的、攻撃的な軍事演習の本質は変わらない」として、融和的なメッセージを拒否している。
両外相は韓中関係の全面的な回復基調を維持する意思も確認した。
チョ・ヒョン氏は、王毅氏が韓中国交正常化34周年を迎える8月24日を前に、下半期最初の外交日程として韓国を訪問したことについて、「韓中戦略的協力パートナー関係をさらに高い水準へ発展させようとする中国政府の意志を示すものと理解している」と述べた。
また、2025年11月と2026年1月の両国首脳の相互訪問に触れ、「韓中関係の全面的な回復の流れが定着した」と評価。イ・ジェミョン(李在明)大統領が「2026年を韓中関係全面回復の元年にしよう」と述べたことにも言及した。
チョ・ヒョン氏はさらに、2027年の韓中国交正常化35周年を控え、「11月に中国・深圳で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)を機にしたハイレベル交流の準備も本格的に始めなければならない」と述べた。
王毅氏も、2025年末と2026年初めに行われたイ・ジェミョン大統領と中国の習近平国家主席の相互訪問を挙げ、「両国首脳は韓中関係の発展と未来について一連の重要な共通認識を形成し、両国関係の発展に向けた戦略的方向性を示した」と評価した。
さらに「韓中両国は永遠の隣国であり、持続的なパートナーだ。戦略的かつ長期的な観点と両国国民の根本的利益に基づき、韓中関係を健全で安定的、持続可能な形で発展させる必要がある」と強調した。
会談でチョ・ヒョン氏は、韓中関係の全面的な回復をさらに定着させるため、各分野の後続措置を着実に実施するよう提案した。また、11月の深圳APEC首脳会議を機にハイレベル交流を進めることも提案。王毅氏はAPEC出席に合わせた首脳会談を積極的に検討していると応じた。
両外相は地域や国際情勢についても幅広く意見を交換した。チョ・ヒョン氏は、域内各国が政治・経済の両面で緊密につながっているとして、相互尊重と協力を基盤に共通点を見いだしていく努力が必要だと強調した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News