2026年北中米ワールドカップ開催中の15日、メキシコ・グアダラハラのチャプルテペック通りにある韓国ラーメン店でラーメンを楽しむ市民(c)MONEYTODAY
2026年北中米ワールドカップ開催中の15日、メキシコ・グアダラハラのチャプルテペック通りにある韓国ラーメン店でラーメンを楽しむ市民(c)MONEYTODAY

【08月19日 KOREA WAVE】韓国ラーメンが海外で好調だ。農心、三養食品、オットギなど主要メーカーが2026年上半期にそろって事業規模を拡大し、米国や中国に加えて欧州まで販売地域が広がっている。

業界によると、農心の上半期連結売上高は1兆8901億ウォン(約2020億円)、営業利益は1267億ウォン(約135億円)で、前年同期比それぞれ7.3%、31.7%増えた。

国内法人の売上高は前年同期比0.5%減少した一方、海外法人は26.8%増の6414億ウォン(約685億円)だった。営業利益率も5.5%から6.7%へ1.2ポイント上昇した。

中国、米国、日本など主要海外法人の多くが2桁成長となり、欧州売上高は803億ウォン(約86億円)と8倍以上に増えた。米国では「辛」ブランドの商品群と流通網を拡大し、日本ではコンビニ、欧州では英国など西欧を中心に販売拠点を増やしたことが寄与した。

三養食品は「ブルダック」を軸に海外で急成長した。上半期売上高は1兆4847億ウォン(約1585億円)、営業利益は3533億ウォン(約377億円)で、前年同期比それぞれ37.2%、39.0%増加した。

海外売上高は1兆2308億ウォン(約1314億円)で、全体の約83%を占めた。第2四半期の米州売上高は前年同期比54%増の2036億ウォン(約217億円)、中国は44%増の1810億ウォン(約193億円)、欧州は61%増の806億ウォン(約86億円)だった。

高い海外比率は収益性にもつながった。三養食品は第2四半期に約23%の営業利益率を記録し、6四半期連続で20%台を維持した。

海外比率が比較的低いオットギも販売を伸ばしている。上半期の海外売上高は2205億ウォン(約235億円)で前年同期比12.3%増えた。全体に占める割合は11.6%で、1年前より0.8ポイント上昇した。第2四半期の海外売上高も15.1%増の1106億ウォン(約118億円)となった。

ラーメン各社にとって海外進出は生き残りにも直結する。韓国内では消費鈍化で販売量を大きく伸ばしにくいうえ、政府の物価安定方針の中で値上げにも負担がある。一方、海外ではKフードの認知度向上や大型流通チェーンへの入店拡大で新たな顧客を取り込む余地が大きい。

2026年上半期のラーメン輸出額は9億3540万ドル(約1370億円)で、前年同期比27.9%増と過去最高を記録した。中国と米国がけん引してきた市場に欧州も加わり、2025年に初めて15億ドルを突破した年間輸出額は、2026年に20億ドルを超える可能性も指摘されている。

需要拡大に対応する生産設備への投資も続く。農心は11月に釜山・緑山の輸出専用工場を完成させる予定で、三養食品は2027年の稼働を目標に中国工場を建設している。オットギも2029年までに亀尾第2国家産業団地へ2000億ウォン(約214億円)を投じ、輸出向け工場を建設する計画だ。

食品業界関係者は「Kラーメンへの関心が高まり、あるメーカーの商品を食べた消費者が別の韓国ラーメンも探すなど、業界全体で市場を広げる好循環が生まれている」と話した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News