韓国造船大手3社、造船所の稼働率100%超…3年分の受注抱え設備投資加速
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【08月19日 KOREA WAVE】韓国の大手造船所の平均稼働率が100%以上に達している。すでに3年分以上の仕事を確保し、事実上のフル稼働体制を維持している。各社はさらに、生産能力そのものを高めるため設備投資を急いでいる。
各社の半期報告書によると、2026年上半期のHD韓国造船海洋の造船部門の平均稼働率は106.1%だった。サムスン重工業は100.2%、ハンファオーシャンは100.0%で、大手3社がそろって100%に達した。
平均稼働率が100%を上回るのは、通常の操業時間だけでは仕事量をこなせず、休日勤務や夜間操業などを加えて設備を動かしていることを意味する。実質的な「超過稼働」の状態で船舶を建造している。
背景には受注好調がある。韓国造船業界は環境配慮型の高付加価値船の需要増加などを追い風に、今後3年分の仕事を確保している。特に液化天然ガス(LNG)運搬船をはじめとする高付加価値船で韓国の造船所が強みを維持している。
6月末の引き渡し基準による3社の受注残高は、HD韓国造船海洋が761億ドル、ハンファオーシャンが338億ドル、サムスン重工業が355億ドルで、計1454億ドルに上る。記事では約210兆ウォン相当としている。HD韓国造船海洋は最近の決算説明会で、3年6カ月分の仕事を確保していると説明し、他社も同程度とされる。
一方、課題は新たな受注を受け入れる余地が限られていることだ。業界では当面、建造ドックが埋まった状態が続くとみている。ドックが満杯なら船価の高い案件を選別して受注できる半面、新たな需要を取り込めず機会を逃す恐れもある。
このため各社は生産能力の拡大を進めている。HD韓国造船海洋は老朽化したクレーンの交換や生産設備への投資など、造船部門に今後計3460億ウォンを投じる計画だ。ハンファオーシャンは2026年下半期だけで6896億ウォン、サムスン重工業も生産設備の改善などに3308億ウォンを投資する方針だ。
投資は老朽クレーンの交換や工程の自動化、船体ブロックの物流改善などを通じ、同じ設備からより多くの生産量を引き出す方向で進むとみられる。人材確保が依然として課題となる中、生産性向上が現実的な対応策と判断されている。
造船業界関係者は「LNGなど高付加価値のエネルギー運搬船需要の急増に加え、地政学的リスクの影響で発注が増えている」と説明。「スーパーサイクルを迎えており、確保した受注を期限通りに引き渡すため、最大限の生産体制を維持しなければならない」と話した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News