韓国サムスン・LG、家電・IT見本市で「AIホーム」競争…家電・ロボット・エネルギーを一体化
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【08月19日 KOREA WAVE】人工知能(AI)が利用者の生活パターンを把握し、家電や冷暖房、エネルギー使用まで自動で調整する「AIホーム」を巡る競争が本格化している。
欧州最大級の家電・IT見本市「IFA 2026」では、韓国のLG電子とサムスン電子がAI家電とスマートホームプラットフォームを前面に掲げ、未来の生活空間を提案する。人型ロボットを中心とした「フィジカルAI」や、ヒートポンプなどの省エネ技術も主要テーマとして浮上するとみられる。
IFA 2026は9月4~8日、ドイツ・ベルリンのメッセ・ベルリンで開かれる。2026年はロボット、AI、スマートホームなどが主要テーマに挙げられている。
LG電子は「Innovation in tune with you(あなたに合わせたイノベーション)」をテーマに、AIホームのビジョンを披露する。利用者の生活パターンや状況を理解する「共感知能」を基盤に、製品やサービス、AI体験を一つにつなぐ構想を示すとみられる。
2025年のIFAで初めて公開した「AI家電オーケストラ」の概念もさらに発展させる。家庭内のさまざまな製品やサービス、AI体験を連携させ、利用者に合った利便性や個別化された体験を提供する。欧州の消費者の生活様式に合わせて拡張したAIホームのエコシステムも公開する。
サムスン電子は「SmartThings」を軸にAIホーム戦略を強化している。AI家電を、利用者の生活パターンや状況を理解して必要な機能を提供する「ホームコンパニオン」へ発展させる戦略を打ち出している。家電やテレビ、モバイル機器などをつなぎ、個別化された利用体験やエネルギー管理機能を強化する方向で、IFAでもこうした戦略を前面に出す。
2026年のIFAではロボット分野も重要なテーマとなる。未来技術を紹介する「IFA Next」では、過去最大規模で人型ロボットが展示される。
Unitree、AGIBOT、DEEP Robotics、EngineAIなど主要ロボット企業が参加するとされ、人型ロボットがステージ上を直接動く「Robots on the Runway」も予定されている。
フィジカルAIとは、AIが現実世界を認識・推論し、ロボットなどの物理システムを介して実際の動作まで実行する技術だ。カメラやセンサーで周辺環境を把握し、AIが状況に応じた行動を判断したうえで、駆動装置が実際の動きとして実現する。
技術の進歩に伴い、ロボットの活用領域は家庭やサービス、ヘルスケア、産業現場などへ広がっている。IFAは、人型ロボットがこれらの分野で実用化に近づいている点を2026年の主要な流れとして位置付けている。
エネルギー効率も重要なテーマだ。欧州で暖房の電化が進む中、電気を使って外部の熱を移動させ、冷暖房や給湯に利用するヒートポンプが注目されている。
EU欧州委員会は、地域ごとのエネルギー価格や住宅のエネルギー効率などによっては、ガスボイラーをヒートポンプに交換することで家庭の暖房費を20~60%以上削減できると分析している。
LG電子は「Therma V」を中心に欧州の家庭用ヒートポンプ事業を拡大しており、6月からは「Therma V R290 Monobloc」などを前面に市場競争力を強化している。
サムスン電子も家庭用ヒートポンプシステム「EHS」で欧州の空調市場を攻略している。3月には欧州の空調関連展示会で、EHSとSmartThingsを基盤とするエネルギー管理ソリューションを披露した。
業界関係者は「2026年のIFAは、AIが家庭内の家電や冷暖房、エネルギーシステムをつなぎ、実際の生活環境を調整する流れを示す舞台になる。AIホームが家電とエネルギー使用を統合管理し、フィジカルAIが物理的な機能を担うことで、世界の家電・IT企業の競争領域は生活空間全体へ広がるとみられる」と話した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News