全国加湿器殺菌剤惨事被害者連帯が16日午前11時から、ソウル市鍾路区の光化門広場で、故ソ・ヨンチョル代表の祭壇設置に向けたテントやテーブルの設置をめぐりソウル市と対立している(c)news1
全国加湿器殺菌剤惨事被害者連帯が16日午前11時から、ソウル市鍾路区の光化門広場で、故ソ・ヨンチョル代表の祭壇設置に向けたテントやテーブルの設置をめぐりソウル市と対立している(c)news1

【08月18日 KOREA WAVE】韓国で起きた「加湿器殺菌剤」中毒事件の被害者団体代表が死去したことを受け、遺族や被害者らが16日、ソウル中心部の光化門(クァンファムン)広場に焼香用のテントを設置しようとしてソウル市側と数時間にわたり対峙した。団体側は17日以降も連日座り込みを続け、政府に国の責任認定を強く求めていく方針だ。

死去したのは「全国加湿器殺菌剤惨事被害者連帯」代表のソ・ヨンチョルさん(69)。11日に持病の気胸が悪化して病院に搬送されたが、息を引き取った。ソ・ヨンチョルさんは自らも被害を受けながら、長年にわたり被害者の救済運動を率いてきた。

被害者団体は16日午前、ソ・ヨンチョルさんの遺影や棺を雨から守るため、光化門広場に雨よけのテントや机を設置しようとした。これに対し、ソウル市側は「広場を使用するには事前の許可が必要であり、他の集会との公平性を保つためにも許可のない設置は認められない」として制止し、約20人の参加者との間で一時緊迫した。

団体側は16日夜に正式な広場使用許可を申請し、この日のテント設置はいったん中断した。しかし、17日午前から記者会見や座り込みを開始し、18日には政府を糾弾する抗議集会を開く予定だ。

加湿器殺菌剤事件は、1994年以降に市販された製品に含まれる有害化学物質によって多くの消費者が重い肺疾患などを発症し、多数の死者を出した韓国最大規模の公害・薬害事件。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News