韓国B2B企業が「グッズ」に注目…半導体会社は陶磁器、LSは銅バー販売
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【08月18日 KOREA WAVE】企業間取引(B2B)を中心とする韓国企業の一部が、消費者との接点を広げるため「グッズ事業」に乗り出している。
B2B企業は通常、消費者が直接購入する完成品ではなく、製品の生産に必要な原材料や部品、設備などを企業向けに販売するため、一般消費者にはなじみが薄い。そこで自社の生産品やブランドを活用した日用品や収集品を販売し、消費者に直接アプローチするD2C戦略で認知度を高めようとしている。
LSグループで統合購買・流通を担うLSグローバルインコーポレーテッドは、2026年5月からオンラインストアで「LS銅バー」や「LSシルバーバー」などを販売している。
銅は、電線や電力、素材事業を基盤とするLSグループの中核素材だ。LS MnMが精錬した銅を基に、LS電線とカオン電線がケーブルや電線を生産し、LS ELECTRICは変圧器や配電機器などの電力インフラ事業を手掛ける。
LSは銅の精錬過程で生じる銀や銅をコインやバーに加工して販売することで、自社の精錬技術を消費者にアピールしている。消費者にとっても、産業用素材としてではなく、贈答用や収集用の商品として身近に触れられる。
半導体後工程装置メーカーのハンミ半導体も2026年初め、公式グッズストアを開設した。
ハンミ半導体は、高帯域幅メモリー(HBM)製造の中核装置である熱圧着(TC)ボンダーを開発した半導体装置企業。英国のポップアーティスト、フィリップ・コルバートと協業した衣類をはじめ、文具、玩具、化粧品、陶磁器の花瓶まで11種類の商品を販売している。
同社は、さまざまなブランド商品を通じて企業の認知度と好感度を高め、大衆とのコミュニケーションの場を広げる狙いがあると説明している。
最も多く売れているのは、フィリップ・コルバートの代表的キャラクター「ロブスターマン」が描かれたプラスチックバッグで、価格は2000ウォン(約220円)。特に株主の間で人気を集めているという。
SKハイニックスも2025年11月、セブンイレブンと協業し、HBMチップの四角い形を生かした「ハニーバナナ味HBMチップス」を発売し、完売した。
海外でもB2B企業のグッズ展開は活発だ。台湾TSMCは2022年の創立35周年に合わせ、スターバックスと半導体回路をデザインしたマグカップなどを発売。オランダASMLも創立40周年を記念し、極端紫外線(EUV)露光装置「TWINSCAN EXE:5000」のレゴ商品を発売している。
経営学の専門家は、若年層の株式投資が増えたことでB2B企業への関心も高まっていると指摘。若者向けグッズは、将来の潜在的な投資家に企業を知ってもらい、好印象を持ってもらう手段になり得るとしている。
企業関係者からも、グッズは従業員だけでなく株主にとっても、企業への所属意識や愛着を高める有効な手段との声が出ている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News