韓国の大学「人気学科」に変化…大企業の契約学科、半導体から自動車・家電まで拡大
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【08月17日 KOREA WAVE】大企業の採用と連携した契約学科が増え、韓国の大学入試が、卒業後の就職先まで見据えて進学先を選ぶ場へと変わりつつある。
受験生は大学や専攻だけでなく、卒業後に入社する企業まで考慮して志望先を決めるようになっている。企業側も人工知能(AI)や半導体など先端分野の人材を確保するため、2031年に入社する新卒人材を2026年の大学入試段階から囲い込もうとしている。
業界によると、2027年度の大企業採用連携型契約学科は13大学18学科で、計730人を募集する。
参加企業はサムスン電子、SKハイニックス、サムスンSDI、現代自動車、LG電子、LGディスプレイ、LGユープラスの7社だ。
契約学科は、企業と大学が共同で教育課程を設計し、授業料や奨学金、現場実習などを支援したうえで、一定の基準を満たした学生の採用につなげる制度だ。
契約学科が多い大学では、受験そのものが将来の就職先を選ぶ過程になっている。
高麗大学では、現代自動車と連携するスマートモビリティ学部50人、SKハイニックスの半導体工学科40人、サムスン電子の次世代通信学科30人をそれぞれ募集する。
同じ大学内でも、自動車、半導体、通信のどの分野を専攻するかだけでなく、将来どの企業への入社を希望するかまで考えて学科を選ぶ構造となっている。
成均館大学でも、サムスン電子の半導体システム工学科と知能型ソフトウェア学科、サムスンSDIのバッテリー工学科で計150人を募集する。
延世大学では、サムスン電子のシステム半導体工学科100人、LGディスプレイのディスプレイ融合工学科30人を選抜する。
企業別では、サムスン電子が9大学10学科で460人を募集し、最大規模となっている。SKハイニックスは高麗大学、西江大学、漢陽大学で計110人を選抜する。
両社の半導体契約学科の募集人数だけで460人に達し、全体の63.0%を占める。一方で対象分野はバッテリー、未来型自動車、家電、情報保護などにも広がっている。
LG電子は2027年度から釜山大学スマート家電工学科で、初めて学部契約学科の新入生30人を募集する。機械工学に電気・電子、コンピューター工学、AI、データ技術を組み合わせ、スマート家電や冷暖房・空調分野の人材を育成する。
LGディスプレイも24日、ソウルのLGサイエンスパークで延世大学ディスプレイ融合工学科の入試説明会を開き、9月7日から随時募集を始める。
契約学科の人気は、大学の知名度だけでなく、連携する企業の業績や報酬水準にも左右される傾向がある。
2026年度の随時募集では、SKハイニックス契約学科3カ所の平均競争率が30.98倍となり、サムスン電子契約学科の平均18.33倍を大きく上回った。
SKハイニックス契約学科への志願者は前年より22.2%増えた一方、サムスン電子契約学科への志願者は9.7%減少した。
入試業界では、当時のSKハイニックスの好業績や高い成果給への期待が、受験生の企業選好にも影響したと分析している。
大企業契約学科全体の一般入試志願者も、2026年度は2478人と前年より38.7%増えた。
契約学科は、理系上位層の受験生が大学や専攻だけでなく、卒業後の進路まで同時に考える主要な選択肢として定着しつつある。
業界関係者は「先端産業は技術変化が速いため、大学段階から有望な人材を確保し、必要な能力に合わせて育成する必要性が高まっている。契約学科は企業が必要とする能力を教育課程に反映し、実務適応力を備えた人材を安定的に確保する手段として活用されている」と説明した。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News