北朝鮮の海水浴場も有料化進む…パラソル・シャワー・駐車まで料金
このニュースをシェア
【08月16日 KOREA WAVE】北朝鮮でも海水浴場を利用する際、入場料に加え、パラソルやシャワー、駐車場などさまざまな料金がかかることが分かった。飲食店を利用したり、椅子やバーベキュー設備、水着、浮輪などを借りたりすれば、さらに費用がかさむ。一部の飲食店では「割高な料金を請求された」との証言も出ている。
韓国統一研究院のチョン・ウンイ北朝鮮研究室長が発表した報告書によると、2018~2019年の清津海水浴場では、入場料や自転車保管料、場所・パラソル利用料、椅子・バーベキュー設備の利用料、シャワー代などが徴収されていた。施設利用料の合計は当時、コメ約10.7キロを購入できる金額に相当した。
複数の情報提供者によると、2026年には利用料が当時の平均約8倍に上昇し、自動車の駐車料金など新たな有料項目も加わったという。
利用者は肉を自宅から持参したり、現地で海産物を購入して焼いたりしていたが、バーベキュー設備の利用にも料金が必要だった。冷麺などは海水浴場内の飲食店で食べており、聞き取り調査では「食事代が安くなく、割高な料金を取られることもあった」との証言が出た。
清津市民が主に利用する清津海水浴場とは異なり、羅先の海水浴場には他地域からの観光客も多かった。ここでも入場料や駐車料、場所・パラソル、シャワー、椅子、バーベキュー設備などが有料で、当時の施設利用料はコメ約13.4キロ分に相当した。一部料金は中国人民元で設定され、水着や浮輪のレンタル、飲食代は別途必要だった。
報告書は、こうした状況について、北朝鮮の海水浴場が単なる水遊びの場から、住民が消費するレジャー空間であると同時に、地方政府の収益事業へ変化していることを示していると分析した。
衛星写真からも海辺の整備・拡張が確認された。新型コロナウイルス流行期に姿を消していた清津の海辺の日よけ設備は2022年8月に再び設置され、2026年には配置がさらに整備され、建物型の施設も確認された。
2025年8月には青年公園付近の既存海水浴場以外にも、海水浴場として利用されているとみられる場所が3カ所新たに確認された。一部地域では新しい広い砂浜が造成され、多数の日よけ設備や関連施設が集中的に設置されていた。
聞き取り調査によると、清津市は個人から一定の費用を受け取り、特定の海岸区域の使用権を与えていた。運営者は利用者から場所代やパラソル利用料などを徴収し、一部区域には料金を支払った人だけが入れるよう柵も設置されたという。
海水浴場は新たな流行が広がる場所にもなっている。住民が普段街中では見かけにくい最新の服装で訪れ、音響機器で最新音楽を流しながら歌ったり踊ったりするとの証言もあった。
チョン室長は、北朝鮮の観光について外貨獲得だけでなく、国内住民の消費や地域資源の活用、地方経済の自立という観点からも見る必要があると指摘した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News