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【08月16日 KOREA WAVE】韓国で、インプラント11本を一度に埋め込む施術を受けていた70代女性が、基準を大幅に上回る量の局所麻酔薬を投与された後に死亡した事件を巡り、国立科学捜査研究院が麻酔薬の毒性反応が死因だった可能性があるとの見解を示した。

MBNの報道によると、2025年冬、ソウル・江南の歯科医院でインプラント手術を受けていた75歳の女性患者が、薬剤を投与されてから16分後に異常反応を示した。その後、心停止の状態で大学病院の救急外来に搬送されたが、死亡した。

報道陣が入手した当時の救急外来の診療記録には、歯科側が女性患者に局所麻酔薬アーティカインを16回分使用したと説明した内容が記されていた。

アーティカインは歯科で一般的に使われる局所麻酔薬で、体重1キロ当たり7ミリグラムを超えて投与しないことが基準とされている。

女性患者の体重は54キロだった。これを基準にすると、塩酸アーティカインの最大許容量は378ミリグラムだが、当時投与された量は16回で計1088ミリグラムだったと把握された。体重基準の上限の約3倍に当たる。

国立科学捜査研究院も最近、女性患者の死亡について、局所麻酔薬アーティカインの毒性反応による死亡と推定されるとの趣旨の見解を示したと伝えられた。

大量の麻酔薬が投与された背景には、当時インプラント11本を一度に埋め込む施術があったとみられている。

この歯科医院は、鎮静下で11本を一括して埋め込み、約3週間後に仮歯を装着する方式を案内していたという。

また、女性患者にはインプラント1本当たり25万~35万ウォン(約2万5000~3万5000円)程度と案内し、安さを打ち出していたとされる。

大韓歯科医師協会は、このように低価格で患者を呼び込んだ後、無理な施術をする、いわゆる「ダンピング歯科」が歯科医療の秩序を乱していると指摘している。

この歯科医院は現在もホームページや広報物などで、数十万件のインプラント手術実績を掲げ、患者に新しい生活を取り戻してきたとの趣旨で宣伝していると伝えられている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News