マクロン仏大統領の水上バイク写真に左派野党が猛反発、庶民感覚との乖離を批判
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【8月15日 AFP】エマニュエル・マクロン仏大統領(48)が、地中海沿岸のリゾート、コート・ダジュールで水上バイクを楽しむ写真が仏写真週刊誌パリ・マッチの表紙に掲載され、窮地に立たされている。フランス国民は酷暑や大規模な森林火災に苦しんでいるため、庶民感覚とあまりにも「乖離(かいり)している」と、左派野党から厳しく批判されている。
パリ・マッチは、フランス大統領の夏の公邸として使われているブレガンソン城塞(じょうさい)近くの海で、ライフベストを着用し力強い腕をのぞかせながら水上バイクに興じるマクロン氏の写真を表紙に掲載。同氏が2期目の任期満了に伴い来年退任することを踏まえ、「ハンドルを握る最後の夏」との見出しが付けられている。
同誌はさらに、相次ぐ熱波や死者も出した森林火災に見舞われた今夏、マクロン氏がフォイルサーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ写真も特集した。
これに対しマクロン氏の側近は「これらの写真は許可なく撮影されたものだ」「過去9年間毎年、大統領は無許可で写真を撮影されている」と説明した。
こうした写真に対し、左派野党が猛反発した。
エコロジスト─ヨーロッパ・エコロジー・緑の党(EELV)のマリーヌ・トンドリエ事務局長は、国民が「黙示録的な夏」に耐えているさなかに「大統領は自身の休暇のプロモーション記事に楽しんでいる」と批判。「5度の熱波、干ばつ、歴史的な森林火災による死者」とマクロン氏の写真との乖離を指摘した。
社会党のオリビエ・フォール第1書記は「熱波のさなか、フランスが燃え、多くの国民が休暇を過ごす余裕さえない中で、大統領はブレガンソン城塞で水上バイクを楽しんでいる」と述べ、国民に誤ったメッセージを送っていると批判した。
フランス共産党のピエール・ウズリアス上院議員は写真を「不適切」と呼び、「消防車に乗って消火活動を手伝う大統領の姿を見たかった。本来はそうあるべきだ」と批判。
「私たちが経験したこの夏の後に、大統領が基本的に休暇を楽しんでいたと見せることは、国民が感じている懸念の大きさと整合していないと思う」と付け加えた。
なお、パリ・マッチはマクロン氏の休暇について「仕事を中心にしたもの」だと補足しており、現地に執務室が置かれ、「大統領は日々、電話対応に追われている」と説明。日課としてボクシングやランニングを行っていると補足している。(c)AFP