韓国で「占い店」が静かに成長…AI時代でも事業所・従業員が増加
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【08月15日 KOREA WAVE】韓国で、占いや四柱推命などを扱う店が人工知能(AI)の普及にもかかわらず、静かに成長している。動画サイトやSNSが利用のハードルを下げる一方、人による相談や解釈を求める需要が根強いことが背景にあるとみられる。
韓国国家データ処の「全国事業体調査報告書」によると、占術・類似サービス業の事業所数と従業員数は2021年から2023年まで増加を続けた。2023年時点で事業所は9895カ所、従業員は1万512人で、2年前に比べそれぞれ9.60%、8.24%増えた。業界では、事業者として届け出ていないケースも多いため、実際の市場規模はさらに大きいとみている。
釜山に住む52歳の主婦は、2025年12月に四柱推命などを扱う店を開いた。タロットへの関心から四柱推命へと興味が広がったといい、周囲からはAIの影響で商売が難しくなるのではないかと心配されたが、客足は途絶えていないという。この女性は「娘を大学に送り出した後に感じていた空虚さが埋まるようだ」と話した。
最近はユーチューブやSNSが占いへの心理的なハードルを下げていることも、市場拡大の要因の一つとされる。
調査会社エムブレイン・トレンドモニターが韓国全国の13~69歳の男女1200人を対象に実施した「2026年占術関連認識調査」では、52.7%が過去1年以内に占い関連コンテンツに接したと答えた。主な接触経路は複数回答でユーチューブが60.4%、SNSが38.6%だった。占い、四柱推命、タロットなどのサービスを利用した経験がある人も62.3%に上った。
京畿道安城市で占い店を営む66歳の男性は「景気低迷やAIなどの難しさはあるが、実力があれば評判を聞いた客が遠方からも訪れる」と話す。45年以上の経験を持つこの男性は「改名申請の件数が減っても、AIには難しい護符を書く技術があるため、致命的な影響はない」と説明した。
釜山・西面で20年近く占い店を営む65歳の男性は、客10人のうち9人が自身のスレッズやインスタグラムを見て訪れるという。「1994年生まれの弟子から、今はSNSを使わなければならないと教わってから積極的に活用している。特にスレッズのおかげで商売が成り立っている。ソウル・江南から来る客も多い」と話した。
また「四柱推命は夫婦運や官運、不動産運などを総合的に見なければならず、データを入力したAIがすべてを把握するのは難しい。人との縁を専門家が見るのとAIが判断するのとでは違う」と述べた。
専門家は、地域の占い店がAIと補完関係を築くことで、さらに発展する可能性があるとみている。
淑明女子大学消費者経済学科のイ・ホンジュ教授は「自分の話をしたい、解釈や助言を得たいという気持ちは誰にでもあるため、地域の占い店が完全になくなることは難しい」と指摘。「基本的な計算はAIが担い、相談者はより深いコンサルティングを提供する形で相互補完できれば、四柱推命関連市場はさらに拡大する可能性がある」と話した。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News