韓国の食文化を「食卓」からたどる…国立中央博物館、先史時代から現代まで684点
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【08月15日 KOREA WAVE】「私たちの食卓には一つの膳にさまざまな料理が並びますが、食べ方や好みによって体験はまったく異なります。今回の展示も博物館で多様なものを一膳の料理のように並べ、来館者がそれぞれの経験や記憶を持ち帰ってもらえると思います」
韓国・国立中央博物館の特別展「私たちの食卓」を企画したイ・ジンミン考古歴史部学芸研究官は、ソウル・竜山区の同館で開かれた講演会「私たちの食と暮らしをつなぐ」でこう説明した。
特別展は「食卓」をテーマに、先史時代から現代まで韓国の食文化を振り返る。誰と、どのように、何を、なぜ食べてきたのかを探る内容で、宝物5件5点、国家登録文化遺産2件6点を含む調理器具や食器、工芸品など、51機関が所蔵する684点を紹介している。
イ研究官によると、国立中央博物館が食文化を総合的に扱うのは初めて。Kフードが国内外で注目される中、生存や人間関係、記憶、知恵、技術、労働、時間、季節など、食から広がる文化を幅広く取り上げた。
展示は2部構成で、第1部は「暮らしとともにあった私たちの食卓」、第2部は「自然がつくった私たちの食卓」がテーマだ。
冒頭では「食事しましたか」と来館者に語りかけ、米をめぐる物語や高句麗壁画をモチーフにした映像、復元した在来米、先史時代の土器で炊いたご飯を紹介する映像などを通じ、食と人の物語を想像できるよう構成した。
約1700年の時を隔てながら形が似たまな板の絵と実物資料を並べるなど、時代やジャンルの境界を越えた展示も特徴だ。イ研究官は「私たちの暮らしにはそうした境界はなかった。食文化を扱う際も区切らず、幅広く見せることにした」と話した。
第2部では、食材を保存し、食べる方法に焦点を当てた。春の山菜や海産物、鳥の卵など昔から食べられてきた食材のほか、発酵食品、調味料、甕などを通じ、人間と自然の関係を考える構成となっている。
展示の最後には、食卓に対する自分の考えがどう変わったのかを来館者自身が振り返れるようにした。
「食べ物のない食の展覧会」は10月25日まで開かれる。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News