【8月14日 AFP】米連邦裁判所は13日、ハーバード大学のキャンパス内で行われた親パレスチナ派集会において、同大学が反ユダヤ主義を許容していたと主張してドナルド・トランプ政権が起こしていた訴訟を棄却した。

マサチューセッツ州ボストン地方裁判所のリチャード・スターンズ判事は、人種や国籍などに基づく差別を禁止している民権法の規定に、ハーバード大学が違反したという十分な立証を政府側ができていないと判断した。

トランプ氏は、パレスチナ自治区ガザ地区がイスラエル軍の攻勢に直面する中、全米の主要大学がキャンパス内で親パレスチナ運動を野放しにしていると非難し、それらの大学に対する批判キャンペーンを展開していた。

司法省は今年3月に提出した訴状で、ハーバード大学の「教職員と指導部がユダヤ人およびイスラエル人に対する差別と反ユダヤ主義を黙認した」と主張していた。

しかし、訴訟の棄却を求めるハーバード大学側の請求を認めたスターンズ判事は、トランプ政権が提示した事例は民権法違反を証明するには「あまりにも局所的で一時的な出来事にすぎない」と述べた。(c)AFP