韓国株、サムスン電子とSKハイニックスで明暗…ロボット新事業とHBM懸念が分岐点
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【08月14日 KOREA WAVE】韓国の半導体大手2社の株価の動きに差が広がっている。かつて時価総額でサムスン電子を上回る勢いを見せたSKハイニックスは勢いを維持できず、サムスン電子が株主還元や新事業の拡張性などで優位に立つ一方、SKハイニックスには株主の不満やエヌビディアのHBM仕様引き下げをめぐる懸念が重なっている。
韓国取引所によると、サムスン電子は11日、前日比4.13%高の23万9500ウォンで取引を終えた。SKハイニックスは0.35%高の142万5000ウォンで引けた。
両銘柄とも7月31日の急騰後は株価が停滞したが、その後の反発局面では差が出ている。
8月に入ってからサムスン電子が8.76%下落したのに対し、SKハイニックスは17.05%下げ、下落幅がより大きかった。8月の7営業日のうち、サムスン電子は4営業日で上昇した一方、SKハイニックスの上昇は3営業日だった。
外国人投資家の売買動向にも差が出た。8月に入り、外国人投資家はSKハイニックスを4兆2170億ウォン(約4639億円)売り越し、サムスン電子も1兆7310億ウォン(約1904億円)売り越した。いずれも売り越しだったが、その規模はSKハイニックスが2倍以上となった。
これは、両社の株価が上昇していた局面でSKハイニックスの上昇率がより高かった状況とは対照的だ。2026年上半期にはSKハイニックスが307%上昇した一方、サムスン電子は179%の上昇にとどまった。
証券業界では、両社の株価の方向性が分かれている背景として、エヌビディアの仕様引き下げ検討と株主還元への期待が重なっているとの見方が出ている。
まず、エヌビディアがメモリー供給不足を受け、次世代AI半導体「ルービン・ウルトラ」のHBM仕様引き下げを検討しているとの情報が、HBMの比重が大きいSKハイニックスには悪材料になったとの分析だ。
大信証券のイ・ギョンミン研究員は「エヌビディアの仕様引き下げはSKハイニックスには悪材料となり得るが、サムスン電子には機会になり得る状況だ」と指摘した。
株主還元をめぐる姿勢の違いも要因として挙げられている。サムスン電子は7月30日の決算説明会で追加の株主還元への期待を高めた。特に「信じて待ってくれた株主に、その結果を示す」と述べたことで、株主還元拡大への期待が高まった。
一方、SKハイニックスは追加の株主還元について具体的な計画を示さず、投資家の失望につながったとの見方が出ている。
さらにサムスン電子は7月の組織改編でロボット事業を本格化させた。メモリー半導体のスーパーサイクルをめぐる議論が続くなか、新たな成長分野への拡張余力を示したとの評価も出ている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News