ソウル・永登浦区の新道林駅で通勤する市民(c)news1
ソウル・永登浦区の新道林駅で通勤する市民(c)news1

【08月13日 KOREA WAVE】記録的な猛暑が続く中、韓国・ソウルの地下鉄では同じ車両内でも冷気の流れによって温度差が生じている。

ソウル交通公社によると、地下鉄の車内は冷気の流れの特性上、両端に近いほど温度が低く、中央部は比較的高くなる。そのため、暑がりの乗客は車両中央を避け、両端に移動すると冷房効果をより感じやすいという。

一方、冷房が苦手な乗客は、通常の車両より1度高く設定されている弱冷房車を利用できる。

弱冷房車は1、3、4号線の4、7両目、5、6、7号線の4、5両目、8号線の3、4両目に設けられている。2号線は混雑度が高いため、別途の弱冷房車を運行していない。

ソウル地下鉄の冷暖房に関する苦情は7月、「暑い」が8万888件、「寒い」が2779件だった。

2025年7月の「暑い」10万8314件、「寒い」3255件と比べると、約25%減少した。7月に全国で観測史上最長の熱帯夜が続くなど厳しい暑さとなった中、乗客が携帯扇風機など個人用の冷房グッズを持ち歩き、積極的に暑さへ備えたことが影響したとみられる。

ソウル交通公社の関係者は「車内温度が自動調節されているという案内や周知が続き、認識が高まったことに加え、携帯扇風機などを準備する乗客が増えた影響もある」と説明した。

ソウル地下鉄のエアコンは、乗務員が苦情に応じて任意に温度を上げ下げすることはできない。環境省の告示に基づき、夏は24度、冬は18度を基準に冷暖房装置が自動で作動する仕組みになっている。

公社は2025年に2、8号線へこうした内容を案内するステッカーを取り付けており、2026年は6号線にも広げる予定だ。

また、冷暖房に関する苦情が集中すると、急病人や犯罪など緊急性の高い通報への対応が難しくなる可能性があるとして、「T・Tta」アプリの通報画面上部に案内文も表示する。

公社は、全体の苦情の70%以上が同アプリで受け付けられていることから、苦情の減少につながるとみている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News