【8月12日 AFP】トヨタ自動車で社長や会長を務めた奥田碩さんが死去した。93歳だった。トヨタへの取材で12日、分かった。

奥田さんは1995年、創業家出身者以外からは数十年ぶりとなる社長に就任し、スポーツ用多目的車「RAV4」やハイブリッド車「プリウス」といった革新的な製品の開発・販売を力強く推進した。

電気を使う自動車の大規模展開は実現が難しいと考えられていた当時に「プリウス」は、ガソリンと電気で走行する世界初の量産型ハイブリッド車として誕生した。

奥田さんは海外工場の開設も指揮し、ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて販売台数で世界最大の自動車メーカーへとトヨタが上り詰める基礎を築いた。

1998年のニューヨーク・タイムズ紙の取材では、以前のトヨタは保守的だと見なされていたとし、社長就任後はより攻めの姿勢をとるよう努めたと語っていた。

奥田さんは、日本経済団体連合会(経団連)の会長も務めた。(c)AFP