【8月12日 AFP】ドイツでは12日に起きる日食の影響で、電力価格が一時的に急騰する見通しであることが11日、市場データで明らかになった。ドイツでの太陽光発電への依存度の高さが浮き彫りとなった形だ。

欧州電力取引所(EPEX SPOT)のデータによると、部分日食により太陽光が大きく遮られる12日夕方のスポット電力価格は、1メガワット時(MWh)あたり400ユーロ(約7万3500円)を超えて取引される時間帯もあり、前日比で2倍以上に跳ね上がった。

日食のピークと重なる、午後7時45分から8時の価格は、一時461.17ユーロ(約8万4800円)に達した。

取引所における卸売価格は、発電事業者と大口需要家との間のオークションにより、15分単位で前日に決定される。

このような激しい価格変動は、天候に左右され供給が不安定になりがちな再生可能エネルギーの割合が増加しているドイツ市場では一般的な現象となっている。

再生可能エネルギーの拡大と原子力発電からの脱却が進むドイツにおいて、電力は関心の高いトピックだ。また、こうした状況を背景に、同国の電気料金は世界で最も高い水準にある。

皆既日食の影響で、太陽光発電量の低下が最も大きくなると予想されているのはスペインだ。(c)AFP