【8月12日 AFP】レバノン国民議会(国会、一院制)は11日、死刑を廃止する法案を賛成多数で可決した。これにより、同国は中東初の死刑廃止国となる。

レバノンは2004年以降、死刑執行を事実上停止していたが、死刑判決の言い渡しは続き、直近では10日にも出された。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの集計によると、今年1月時点で少なくとも85人の死刑確定者が収容されていた。

死刑は主に殺人、テロ、スパイ行為などの重大犯罪に適用されていた。

国営通信社NNAによると、今後は重労働を伴う無期懲役が最高刑となる。

議会に出席したアデル・ナサール法相は、死刑廃止を「歴史的」と呼び、これまで死刑が存在することが、死刑を違法とする国々からの容疑者の引き渡しの障害になっていたと指摘した。(c)AFP