【08月11日 KOREA WAVE】
韓国空軍の特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」が6日、江原道原州上空で国防省担当記者団を乗せて飛行する様子=2026年8月6日、空軍提供(c)news1
韓国空軍の特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」が6日、江原道原州上空で国防省担当記者団を乗せて飛行する様子=2026年8月6日、空軍提供(c)news1

「Smoke, Now!」

7番機「Solo」の操縦士が無線で合図すると、T-50B戦闘機2機のエンジン後方から白煙が噴き出し、韓国江原道原州の空に白い太極模様が広がった。続いて2機が直線状の煙を描き、別の2機がその周囲をらせん状に交差する「ダブル・ヘリックス」飛行を披露した。

空軍の特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」は6日、記者団を乗せて約40分間の曲技飛行を実施した。T-50Bの後部座席に民間人が乗り、エアショー飛行を体験するのは同機の実戦配備後、約10年間で初めてという。

空軍提供(c)news1
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飛行の舞台裏では、整備士たちが体感温度40度を超える猛暑の中、安全を支えていた。搭乗前には2時間30分、飛行後には1時間30分、計4時間にわたり機体を点検・整備したという。

離陸後、6機は約3メートル間隔で三角編隊を組み、機体を180度反転させる背面飛行やループなどの曲技を披露した。時速700~800キロで飛びながら一定の間隔を保つ精密な編隊飛行が続いた。

ブラックイーグルスの操縦士になるには、700時間以上の飛行経験と飛行教育課程で上位30%以内の成績などが求められる。さらにリーダーシップやチームワークも評価され、既存メンバー全員の賛成を得て初めて加入できる。

選抜後は約6カ月間、前任者からマンツーマンで教育を受け、3年間の任務に就く。年間飛行時間は約200~250時間で、一般の戦闘機操縦士の2~2.5倍に達する。長時間の急旋回や近接飛行、高い重力負荷の影響で、首や腰の椎間板疾患は代表的な職業病とされる。

韓国空軍の特殊飛行は1953年、米軍から引き渡されたF-51Dマスタング4機による編隊飛行から始まった。2011年には国産超音速高等練習機T-50を改良したT-50Bを導入した。

空軍提供(c)news1
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ブラックイーグルスは2012年、英国の「ワディントン国際エアショー」で大賞を受賞し、「ロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥー」でも大賞と人気賞を獲得。その後もシンガポール、マレーシア、オーストラリア、サウジアラビアなど海外のエアショーや防衛産業展示会に参加している。

年間約50回の国内外イベントに参加する華やかな飛行の裏には、操縦士だけでなく整備士や航空撮影担当、広報担当者らの継続的な支えがある。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News