韓国、外食不振の一方で給食業界は好調…大手4社がそろって成長
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【08月11日 KOREA WAVE】韓国で景気低迷と高物価が続く中、団体給食業界が逆に好況を迎えている。消費者が外食を減らす一方、比較的安い価格でしっかり食事を取れる給食に需要が集まっているためだ。
会社員向けの企業給食に加え、大企業にも参入の門戸が開かれた2兆ウォン(約2000億円)規模の軍給食市場が成長をけん引している。百貨店やアウトレットなど流通施設への来店客が増え、館内の外食店舗も業績を伸ばした。
業界最大手のサムスン・ウェルストーリーは2026年4~6月期に売上高8860億ウォン(約886億円)、営業利益480億ウォン(約48億円)を記録した。前年同期比で売上高は7.1%、営業利益は6.6%増え、営業利益率は5.4%を維持した。
新たな給食事業所の拡大による利用者数の増加と、食材流通事業の成長が業績を押し上げた。サムスン・ウェルストーリーは陸軍士官学校、陸軍3士官学校、陸軍訓練所など大規模な軍給食施設を運営し、事業基盤を広げてきた。
同社は「7~9月期も収益性を重視した新規受注と運営効率化を進め、堅調な成長を続ける」としている。
現代グリーンフードも企業給食と百貨店内の外食店舗がそろって好調だった。単体ベースの4~6月期売上高は前年同期比7.2%増の5774億ウォン(約577億円)、営業利益は31.4%増の405億ウォン(約41億円)となった。営業利益率は2四半期連続で7%台を維持した。
軍給食ではなく、中・大規模企業の新規給食事業所を相次いで受注したことで提供食数が増え、給食所向け食材の供給も拡大する好循環が生まれた。
百貨店を訪れる外国人観光客などが増えたこともあり、「EATALY」や「H Kitchen」など百貨店・アウトレット内の外食ブランドの売り上げも伸びた。
CJフレッシュウェイは軍給食の新規受注や食材プラットフォーム拡大により売上高を伸ばした。4~6月期売上高は前年同期比4.5%増の9232億ウォン(約923億円)だった。
給食事業では陸軍訓練所や海兵隊第1師団など軍給食を含む新規施設を確保し、団体給食の新規受注は前年同期比43.7%増えた。
一方、営業利益は235億ウォン(約24億円)と前年同期比14.2%減少した。3月に持ち分を取得した企業間取引向け食材プラットフォーム「シクボム」の市場シェア拡大に向け、販促費などを投入したことが影響した。
CJフレッシュウェイは、自社商品を販売する食材プラットフォーム「フレシエン」の営業を9月29日で終了する。「シクボム」を中心とする戦略へ再編するためだ。
アワーホームは13日にハンファグループを通じて4~6月期業績を発表する予定で、業界では好業績が予想されている。給食事業が好調だったほか、5月に投入したビュッフェブランド「TAKE」や空港コンセッション事業も業績に寄与したとみられている。
団体給食業界の成長は2026年後半も続くとの見方が出ている。最大2兆ウォン(約2000億円)規模とされる軍給食市場で民間企業への開放が続いているほか、企業も福利厚生の一環として社内給食の質を高めているためだ。
業界関係者は「軍給食は1人当たりの食費が比較的低く、参入が難しいとの評価もあるが、各社は効率化を進めながら受注拡大を狙っている。企業給食も中・大規模企業を中心に増加傾向にある」と話した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News