現代自動車グループがマンションの駐車場で進める駐車ロボットの実証事業=現代自動車グループ提供(c)KOREA WAVE
現代自動車グループがマンションの駐車場で進める駐車ロボットの実証事業=現代自動車グループ提供(c)KOREA WAVE

【08月11日 KOREA WAVE】韓国・現代自動車グループは10日、マンションの地下駐車場に駐車ロボットを導入し、運用効率や安全性を検証する実証事業を始めると発表した。同じ面積で駐車できる車両を従来より20~50%増やし、駐車スペース不足や混雑の解消につなげる狙いだ。

メガ・ニュース(MEGA News)のキム・ジェソン記者の取材によると、実証は現代自動車、現代ウィア、現代建設がコンソーシアムを組み、京畿道始興市の「ヒルステート・ザ・ウェーブシティ」で実施する。スマート都市規制サンドボックスを活用した事業で、国土交通省の承認と国費支援を受ける。

地下1階の駐車場に設けた計53台分の専用区域に、現代ウィアが開発した駐車ロボット2セットを投入する。ロボットは厚さ110ミリの薄型機器2台が車両の下に入り、タイヤを持ち上げて車を移動させる仕組みだ。

LiDAR(ライダー)センサーでタイヤの大きさや位置を認識し、最高秒速1.2メートルで最大3.4トンのSUVまで自動で駐車できるよう設計した。前後左右の全方向に移動でき、狭い場所でも車両を動かせるという。

運転者は団地内の指定された入出庫区域で降車し、キオスク(無人注文機)や住宅内の操作端末から車両を呼び出す。駐車ロボットが車両を持ち上げ、空いている駐車スペースまで自動で運ぶ。

現代自動車グループは、運転者が空きスペースを探す時間を減らせるほか、車両と歩行者の動線を分離することで駐車場内の事故リスク低減も期待している。車が空きスペースを探して走り回る時間が減るため、炭素排出や微小粒子状物質の削減にもつながるとみている。

実証では、車両1台当たりの入出庫時間や利用者の待ち時間、駐車成功率、ロボット稼働率、月間処理件数、駐車スペースの効率改善率などを測定する。その結果を基に関連する法制度の改善策や仮想環境モデルを検討し、住宅だけでなく商業・業務施設、交通拠点、公共・文化施設などにも適用できる運用基準の策定を目指す。

現代自動車グループの関係者は、実際の生活環境で駐車ロボットの運用安定性や効率性、利用者の利便性を総合的に検証し、今後、韓国内外のさまざまな都市空間に展開できる標準モデルを構築する計画だと説明した。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News