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【08月11日 KOREA WAVE】韓国が「独島」と呼んで実効支配を続ける竹島(島根県隠岐郡隠岐の島町)で、最後の住民が今年3月に死去して以降、住民不在の状態が続いている。そうした中、定住基盤を築いた「初代住民」の娘と、長年住民として暮らした「初代里長(区長)」の娘の2人が、父親たちの功績や再入居の優先権を巡って長年にわたり熾烈な法的・感情的対立を続けている。

地元自治体の鬱陵郡(ウルルングン)などによると、初代住民だった故チェ・ジョンドク氏の娘ウンチェ氏と、初代里長で最後の住民だった故キム・ソンド氏の娘ジンヒ氏が、功績調書の記述や島内への転入・入居権を巡って争っている。

同島では2018年にキム・ソンド氏が死去し、今年(2026年)3月にはその妻であるキム・シンヨル氏も亡くなったことで常住の住民が不在に。現在は行政職員らが交替で宿舎に滞在する状態となっている。両者の娘はそれぞれ「父親の後を継いで島に常住し、領土主権や父の志を守る」と入居権を主張しているが、宿舎の規模や行政規定上の問題から2人同時の転入が認められず、対立が激化した。

さらに、島内の飲料水源と宿舎を結ぶ「998階段」の建設功績を巡り、チェ氏側が「父が主導して完成させた」と主張する一方、キム氏側は「海女や作業員全員の功績だ」と反論。2019年の政府勲章授与の際の功績調書でチェ氏側のみが記載されたことをきっかけに、SNSなどでの不快な批判合戦に発展し、双方が侮辱罪で罰金刑を受ける事態にまで至っている。

鬱陵郡関係者は「客観的な記録に基づいて功績調書を作成したまでであり、特定の人物を排斥したわけではない」と釈明。荷物の整理がつき次第、明確な基準を設けて新たな常住の住民を募集する方針だが、地元住民からは「功績争いを続けるなら2人とも入居させるべきではない」との冷ややかな声も上がっている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News