警戒任務に就く韓国陸軍兵士(写真は記事の内容とは関係ありません)=韓国陸軍提供(c)news1
警戒任務に就く韓国陸軍兵士(写真は記事の内容とは関係ありません)=韓国陸軍提供(c)news1

【08月10日 KOREA WAVE】最前線の警戒勤務で実弾を装填せず任務に当たり、問題となった韓国陸軍第1軍団を巡り、上級部隊の陸軍地上作戦司令部が2026年上半期の点検で弾薬携行の実態を確認していなかったことが分かった。

野党「国民の力」のイム・ジョンドゥク議員室によると、地上作戦司令部は1~6月、第1軍団を含む隷下部隊を3~4回訪問し、警戒作戦の実態や即応態勢を点検した。しかし、作戦機能の一部に当たる弾薬携行については確認しなかったという。指針では、最前線の警戒勤務では銃器に実弾を装填することが原則となっている。

第1軍団では2026年初めから軍団長の指示により、K6重機関銃やK4高速擲弾発射機などの共用火器だけでなく、K2C1小銃などの個人火器にも実弾を装填せず、監視哨所(GP)や一般前哨(GOP)で警戒勤務に当たっていたことが明らかになり、問題となった。

ハン・ギソン第1軍団長は、実弾射撃訓練による故障や誤射事故を懸念し、こうした指示を出したとみられている。

第1軍団はこの例外的な運用について上級部隊の地上作戦司令部に報告したものの、同司令部の実務担当課長が適切に伝達しなかったとの疑惑も出ている。韓国軍合同参謀本部は、第1軍団の実弾未装填問題が表面化するまで、この内容の報告を受けていなかったとされる。

韓国国防省は3日、ハン軍団長を職務から外した。アン・ギュベク国防相も同日、緊急の全軍主要指揮官会議を開き、「特別規律点検タスクフォース」を設置して、各軍の作戦規律と報告体制を点検するよう指示した。

地上作戦司令部は一連の疑惑について「タスクフォースが作戦規律と報告体制を集中的に点検する予定だ」とした上で、「具体的な事案については確認が難しい」としている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News