6日午後、ソウル市広津区のトゥクソム漢江公園プールで夜間清掃員として働くチョン・ヨンジャさん。約1時間のトイレ清掃を終えると、背中は汗でびっしょりになっていた (c)news1
6日午後、ソウル市広津区のトゥクソム漢江公園プールで夜間清掃員として働くチョン・ヨンジャさん。約1時間のトイレ清掃を終えると、背中は汗でびっしょりになっていた (c)news1

【08月10日 KOREA WAVE】8124歩――。立秋を翌日に控えた6日午後5時30分ごろから10時まで、ソウル市広津区のトゥクソム漢江公園プールで夜間清掃員に同行した記者の歩数計に記録された数字だ。

7月17日から夜間清掃員として働くチョン・ヨンジャさん(71)は、ペットボトルが詰まった袋を縛りながら作業を続けていた。灰色のTシャツは首筋を流れる汗でびっしょりだった。

気象庁によると、この日午後10時のソウルの気温は32.1度。平日の夜も利用客でにぎわうプールでは、2人の清掃員が熱帯夜の中で作業に追われていた。

チョンさんの勤務は午後5時から10時まで。ごみの分別を管理し、6カ所のトイレを1時間おきに回って清掃する。頭に巻くタオルや帽子、アームカバーは欠かせないという。

「外をずっと歩くので、夜でも汗が流れ続ける。救護室で休むことはできるが、掃除をしているとほとんど時間がない。夕方は人が増え、トイレもすぐ汚れる」と話した。

一緒に働く50代の男性清掃員も、一般ごみに捨てられた生ごみを一つずつ取り出す作業に追われる。利用客からごみの捨て場所を尋ねられることも多く、日陰で休む時間はほとんどない。

一方、ソウル市永登浦区の汝矣島漢江公園プールでは、夜間スタッフが利用客の安全管理を続けていた。

夏休みのアルバイトとして働く大学生のキム・グムリョンさん(24)は「暑さで予想以上に仕事は大変だが、猛暑の中でも事故なく一日を終えられるとやりがいを感じる」と話した。

夜間には11人のスタッフがチケット販売、巡回、ライフガードなどの業務を1時間ごとに交代する。最近、漢江のプールで無断撮影やわいせつ行為などが相次いだことから、監視も強化している。

午後8時15分、トゥクソムのプールでは再びトイレ清掃が始まった。時間がたつにつれ、床は水や泥、髪の毛などで汚れ、チョンさんは8つの個室を回りながらごみ箱を空にした。

6カ所すべてを掃除するのに約1時間かかり、終わるころには100リットルのごみ袋がいっぱいになった。エアコンが稼働しているトイレ内でも、チョンさんの背中は汗で濡れていた。

午後9時47分にプールの照明が消えると、清掃員らは最後の片付けを急いだ。トイレのエアコンを切り、分別したごみ袋をまとめて集積所に運ぶ。

閉場を知らせる最後のアナウンスが流れると、チョンさんは自転車に乗った。毎日約25分かけて自転車で通勤しているという。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News