LFの「HAZZYS」バミューダパンツ=LF(c)MONEYTODAY
LFの「HAZZYS」バミューダパンツ=LF(c)MONEYTODAY

【08月09日 KOREA WAVE】韓国サムスン電子の研究所で働く30代男性会社員は、膝丈の綿素材の半ズボンで出勤している。同じ職場でも半ズボン姿の社員をよく見かけるという。服装制限のない部署であるうえ、猛暑を受け、長ズボンの代わりにきちんとした印象の半ズボンを選ぶ男性会社員が増えている。

連日の猛暑で、韓国の男性会社員の通勤服が変わりつつある。かつて半ズボンは退勤後や週末に着る服というイメージが強かったが、最近ではシャツやジャケットと合わせられるデザインが増え、夏の通勤服の新たな選択肢として注目されている。ファッション業界もこうした変化に合わせ、涼しさときちんと感を両立した商品を相次いで投入している。

業界によると、2026年夏は猛暑とともに男性用半ズボンの需要が大きく伸びた。LFモールでは7月の「男性用半ズボン」の検索数が前月比約30%増加した。特に膝丈のバミューダパンツが通勤服として人気を集め、関連商品を増やすブランドが相次いでいる。

LFの男性服ブランド「マエストロ」では、7月の半ズボン売り上げが前年同期比120%増加した。気候変動と通勤服需要の拡大を受け、2026年は半ズボンの商品数を2025年の2倍以上に増やした。中でもバミューダタイプの「ダイイング・ハーフパンツ」が通勤用として好評だったという。

「ヘジス」も夏向けバミューダパンツの品ぞろえを強化した。世界的ブランドが主に展開する5~7インチ丈よりも長めに設計しており、購入客の半数を30~40代が占める。黒は完売するほどの人気となった。

サムスン物産ファッション部門も男性用半ズボンを拡充した。「ビーンポール・メン」の「ジェントルテック」シリーズは、軽く清涼感のある素材とセットアップを前面に出し、4月の発売以降、売り上げが前年同期比約30%増えた。「エイトセカンズ」の「シアサッカー・バンディングショーツ」も7月の売り上げが前年同期比約40%増加した。

サムスン物産ファッション部門は、男性会社員の間で通勤服と日常着の境界をなくす「ワークレジャー」と、オフィスでも品位と動きやすさを両立する「シティウェア」の流れが広がり、半ズボンが注目されていると分析している。

オンラインファッションプラットフォームでも同じ傾向がみられる。ムシンサでは、膝下まであるバミューダパンツが男性用半ズボンのトレンドを主導している。直近1カ月の男性向け販売ランキング1位となった「NANDE」の「バミューダ・スウェットパンツ」は、累計約2万着を販売した。

企業文化の変化も追い風となっている。部署によって違いはあるものの、サムスン電子は2016年から男性社員の半ズボン出勤を認めている。LG電子は2018年、現代自動車は2019年にそれぞれ服装の自由化を実施した。ファッション業界でもLF、サムスン物産ファッション部門、ムシンサなどが自由な服装文化を採用しており、半ズボンで出勤する社員を目にする機会が増えている。

LF関係者は「短すぎるパンツよりも抵抗なく着られる丈が好まれ、カジュアルすぎないスタイルが支持されている」とし、「通勤からリゾートまで幅広く使える半ズボンが、夏の主力アイテムとして定着するだろう」と話した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News