韓国物流業界で「着るロボット」導入加速…人の判断が必要な作業を補助
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【08月09日 KOREA WAVE】韓国の物流業界で、作業の特性に応じて人に代わるロボットと、人を補助するロボットを使い分ける動きが広がっている。規格化された反復作業は自動化し、貨物の大きさや重さが一定でなく、人の判断が必要な工程には「パワードスーツ」を投入する戦略だ。
ロッテグローバルロジスは、実証に適した物流センターと宅配ターミナルを選び、パレットへの積み付けや、貨物を輸送空間の奥へ配置する作業にウェアラブルロボットを導入する予定だ。
こうした作業は、貨物の位置や重量によって姿勢や動線が変わるため、完全自動化が難しい。同社は、パワードスーツが作業員の腰や脚への負担をどれだけ軽減できるかを検証する。
まず使用するのは、FRTロボティクスの受動型パワードスーツ「ステップアップ・ネオ」。モーターやバッテリーを使わず、ガススプリングの反発力で、腰を曲げたり貨物を持ち上げたりする際の力を補う。
重さは3.6キロで、作業強度に応じて10、12、14キログラム重の補助力を選べる。メーカー側によると、20キロの荷物を持ち上げる試験では、装着後に腰の筋疲労度が平均43%、筋力使用量が25%減少した。ただし、これは既存製品の試験結果で、ロッテグローバルロジスの現場で確認された数値ではない。
実証では、装着時と非装着時の筋活動や作業効率を比較し、長時間使用による不快感や動作の制約も調べる。
受動型スーツの実証は、物流作業に特化したAI駆動型製品の開発に向けたデータ収集も兼ねる。作業員が荷物を持ち上げ、移動させ、下ろす際の動作を蓄積し、AIが次の動きを予測。将来の駆動型製品では、その予測に応じてモーター出力を調整する構想だ。
作業員がバランスを崩したり、通常と異なる動きを見せたりした場合には、安全管理システムへリアルタイムで通知し、転倒などの事故防止につなげる。
ロッテハイマートも8月末から2027年4月まで、大邱の物流センターや大型家電の配送・設置現場でパワードスーツを実証する。冷蔵庫や洗濯機、テレビなどを扱う作業員の動作データを集め、家電物流向けAI制御技術の開発に活用する。
ロッテグローバルロジスは、反復作業にはヒューマノイド、完全自動化が難しい作業にはウェアラブルロボットを配置し、工程ごとに自動化と人の補助を組み合わせる方針だ。実証後、筋力補助効果や安全性、作業効率を評価し、本格導入の可否を決める。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News