首長が替わるたびに「マスコット強制交代」の怪…韓国・前任者の痕跡消しと税金無駄遣いに市民が猛反発
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【08月08日 KOREA WAVE】韓国で、地方自治体の首長(知事や市長)が替わるたびに、地域を代表する人気マスコットキャラクターを変更したり交代させたりする動きが相次ぎ、住民からの反発が強まっている。「前任者の実績や痕跡を消すためではないか」との見方が広がる一方、キャラクターの再デザインや公共物の看板張り替えには多額の税金が投じられることから、税金の無駄遣いを指摘する声が上がっている。
慶尚南道金海市では、6月の統一地方選で初当選したチョン・ヨンドゥ市長が、現在の人気マスコット「トドギ」に代わり、過去に作られた旧キャラクター「ヘドンイ」を復活させる公約を打ち出したことで論争が勃発した。2023年に誕生したトドギは、かつてのキャラクターが時代遅れだという市民の要望を受けて作られた経緯がある。親しみやすいデザインで全国的な表彰を受けるなど市民に愛されてきただけに、突然の交代方針に対して市議会や市の掲示板で批判が相次いだ。市側は「廃止ではなく双方を活用するため」と釈明に追われている。
一方で、前任時代に一度は姿を消したものの、首長の交代に伴い「復活」を果たして歓迎されたケースもある。京畿道高陽市では、10年にわたり親しまれてきた人気キャラクター「コヤンコヤンイ」が前任の代で突如廃止され、政治的な思惑によるものではないかと批判を浴びていた。しかし、今回の選挙で新市長が就任するとすぐに復活が決定し、公式動画の再生回数が20万回を超えるなど市民から大きな反響を呼んだ。
こうした背景には、キャラクターの育成と定着がいかに困難かという事情がある。成功例とされる龍仁市の「チョアヨン」は、政権政党が異なっても代々の市長が引き継ぎ、プロモーションを支援し続けたことで全国的な人気を得るに至った。民間企業やテーマパークとのコラボレーションのほか、公式グッズの収益が地方の福祉事業に還元されるなど、好循環を生み出している。
自治体の顔として親しまれるマスコットは、短期間で定着するものではない。首長交代に伴う安易な変更は都市ブランドの価値を損ない、住民の納得も得にくいことから、首長個人の意向よりも市民の声や一貫性のある政策推進を優先すべきだとの指摘が出ている。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News