ソウル市内に設置された銀行のATM(c)news1
ソウル市内に設置された銀行のATM(c)news1

【08月08日 KOREA WAVE】韓国でインターネット銀行のシステム障害が相次ぎ、2026年上半期に銀行へ寄せられた苦情が前年同期の2.5倍以上に増えた。

韓国銀行連合会が4日に公表した銀行別の苦情件数と種類に関する資料によると、上半期の銀行業界全体の苦情は1295件で、2025年同期の500件から159%増加した。

第1四半期の苦情は1060件で、2025年第1四半期の262件から304.6%増えた。一方、第2四半期は関連するシステム障害が収束したことから235件となり、前四半期から77.83%減少した。

苦情急増には、インターネット銀行のシステム障害が大きく影響した。

トスバンクへの苦情は第1四半期に677件、第2四半期に17件だった。第1四半期の苦情のうち675件は外国為替業務に関するものだった。

3月に発生した日本円と韓国ウォンの為替レートを巡るシステム障害の影響とみられる。内部システムの不具合によって実際の約半分の為替レートが表示され、約276億ウォン(約30億3600万円)分の誤った両替が発生した。

トスバンクは、複数の外部機関から受信した為替情報を基に公示レートを算出する内部システムが、障害発生時に正常に作動しなかったと説明している。

カカオバンクへの苦情は第1四半期に170件、第2四半期に11件だった。トスバンクとは異なり、「その他」の項目に苦情が集中し、第1四半期の168件から第2四半期には8件へ急減した。

カカオバンクでは3月、モバイルアプリへの接続が約20分間遅れる障害が発生した。アプリには接続待ちが10万人以上、待ち時間が3時間などと表示された。原因は内部システムの変更作業中に発生したプログラムの衝突だった。

一方、KB国民銀行、新韓銀行、ハナ銀行、ウリ銀行、NH農協銀行の大手5行では、苦情件数に大きな変動はなかった。

第2四半期の種類別では、預金業務に関する苦情はNH農協銀行が11件で最も多く、融資業務ではKB国民銀行が26件で最多だった。

金融監督院によると、1~6月の銀行を巡る紛争調整申請はトスバンクが264件で最も多く、重複分を除くと253件だった。次いでKB国民銀行が156件、NH農協銀行が99件、新韓銀行が75件だった。

紛争調整申請後に訴訟へ発展した割合は低かった。ケイバンクでは9件の申請のうち、金融機関側が訴訟を起こした事例が1件あった。新韓銀行では75件中、申請者が訴訟を起こした事例が1件、トスバンクでは264件中1件だった。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News