「なぜ認知症患者に餅を?」高齢者施設で喉を詰まらせ死亡…韓国・切らずに提供した施設側と遺族が全面対立
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【08月07日 KOREA WAVE】韓国で、認知症の母親が高齢者施設で間食として提供されたもち米の餅を喉に詰まらせ、死亡したとの遺族の訴えが伝えられた。
JTBC「事件班長」が7月29日に紹介した内容によると、遺族は3月30日午後、施設の職員から「母親が餅を食べている途中で病院に搬送された」と連絡を受けた。
遺族が病院に駆け付けると、医療関係者から「なぜ認知症患者に餅を食べさせたのか」と問われたという。母親の喉にはもち米の餅が2切れ詰まっており、その後死亡した。
遺族は当時の様子を記録した施設の防犯カメラ映像を確認した。映像には、母親がほかの高齢女性らと部屋に座り、施設から間食として提供された餅を食べる姿が映っていた。
母親の様子に異変が見られると、施設関係者は腹部を強く圧迫するハイムリック法を試みた。
遺族は「母は認知症のため、食べる量を調節することが難しかった。自宅でも餅を食べて命を落としかけ、心肺蘇生でかろうじて助かったことがある。この件は施設にも繰り返し伝えていた」と主張した。
さらに、「認知症患者に餅を提供するにしても、小さく切るべきではないか。施設からは『何度か提供したが問題はなかった』と言われた。事故が起きたのに堂々と話すことに驚いた」と述べた。
施設側は当初、示談金として400万ウォンを提示し、その後1000万ウォンまで引き上げたが、遺族は拒否したという。
一方、施設関係者は「故人が餅を喉に詰まらせたことがあるとは聞いていたが、遺族から餅の摂取を制限してほしいとの要請は受けていない」と説明した。
また、「毎月の献立表はブログに掲載され、確認できる。遺族としての責任を果たしていたのか問いたい」と述べ、遺族側の対応を問題視した。
遺族は現在、施設長を業務上過失致死の疑いで告訴している。事件は検察に送致されたが、その後の進展は伝えられていない。
番組のソン・スホ弁護士は「療養病院や保育園などで起きた類似事例では、有罪判決が出たケースがある」と説明。「餅が大きいのに切らずに提供した場合や、正常にかむことが難しい高齢患者だった場合は、過失が認められる可能性が高まる」と指摘した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News