韓国で広がる「小分け会」…大容量の肉や冷凍食品を共同購入、食費を節約
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【08月06日 KOREA WAVE】韓国の会社員の女性(34)。2026年初め、中古品取引コミュニティー「タングン」で「トレーダースへ一緒に買い物に行く人を募集します」という投稿を見つけ、「小分け会」に参加した。
小分け会は、倉庫型スーパーのイーマート・トレーダースで5~6人が集まり、肉や冷凍食品、パンなどの大容量商品を購入した後、必要な量だけ分け合う集まりだ。女性は、一人では一度に買いにくい大容量商品を必要な分だけ持ち帰れるため、月に1回参加している。
韓国では物価高と単身世帯の増加を背景に、倉庫型スーパーの大容量商品を共同購入して分け合う小分け会が、新たな消費文化として定着しつつある。大容量ほど価格競争力が高い倉庫型スーパーの利点を生かし、食費の負担を抑えようとする消費者が増えている。
流通業界によると、ネイバーカフェやタングンなどのオンラインコミュニティーでは、「大容量スーパーの食材小分け会」「トレーダース・コストコ商品を分けます」といった参加者募集の投稿が相次いでいる。
特に1~2人世帯の間で利用が活発だ。倉庫型スーパーの商品は量が多く価格も安いが、一人で使い切るには多すぎるため、購入をためらうケースが少なくない。小分け会を利用すれば、1人当たりの購入費を抑えられるほか、食品廃棄や在庫の負担も減らせる。
小分け消費が広がる最大の要因は価格競争力だ。イーマート・トレーダースで販売されている米国産冷凍牛バラ肉は、3.3キロで4万7980ウォン(約5300円)で、1キロ当たり約1万4500ウォン(約1600円)となる。
一方、一般的な大型スーパーで販売される米国産冷凍牛バラ肉は、1キロ当たり1万ウォン台後半から2万ウォン台半ば(約2000~2800円)だ。500グラム前後の小分け商品も1万5000ウォン(約1700円)前後の商品が多い。
500グラムだけ必要な1~2人世帯の場合、小分け会を利用すれば、一般的なスーパーの小分け商品より半額近い価格で購入できることになる。
倉庫型スーパーを利用する消費者が増えるなか、代表的な店舗であるイーマート・トレーダースも成長を続けている。2026年上半期の売り上げは2兆529億ウォン(約2258億円)で、前年同期比10%増加した。
小分け会への関心も高まっている。市場調査会社エムブレインの「倉庫型スーパー利用および小分け会消費者調査」によると、「小分け会を知っている」と答えた人は53.8%、「今後利用する意向がある」とした人は39.6%だった。
流通業界の関係者は「以前は倉庫型スーパーについて、大家族や自営業者が主に利用するという認識が強かったが、最近では1~2人世帯も共同購入や小分けによって気軽に利用するケースが増えている」と説明した。
さらに「物価高が続くなか、倉庫型スーパーの利用方法も『大量購入』から『一緒に買って分けて使う消費』へと変化していくだろう」と話した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News