記録的な猛暑で閑散とするソウルの木洞ケビ市場(c)news1
記録的な猛暑で閑散とするソウルの木洞ケビ市場(c)news1

【08月06日 KOREA WAVE】「本当に暑すぎる。気温が高すぎて客が来ない」

ソウル市陽川区の木洞ケビ市場で鮮魚店を営む店主は、陳列台の魚に何度も氷をかけながらため息をついた。昼の気温が37度まで上がった3日、普段なら買い物客でにぎわう時間帯にも市場は閑散としていた。暑さを避けて休暇に出たため、店を閉めた商店も目立った。

店主は「魚の鮮度を保つため氷を多く使い、冷蔵庫も止められない。客は減ったのに電気代や管理費は増え、利益が残らない」と訴えた。

記録的な猛暑が続き、伝統市場や商店街では客足の減少が深刻になっている。夏は大学街や住宅地の商圏ではもともと閑散期だが、2026年は長引く暑さで外出を控える人が増え、商人の負担が一段と重くなった。

食料品店の店主は「夏休みで住民が減るうえ、今年は暑さも厳しい。午後の商売は事実上止まっており、1日の売り上げが通常の半分に届かない日もある」と話した。

一方、冷房費や商品管理費は増えている。鮮魚や精肉、総菜などを扱う店では、客が少なくても冷蔵・冷凍設備を強く稼働させる必要がある。買い物客からも「暑い日はオンライン注文が増え、市場に来ても必要な物だけ買ってすぐ帰る」との声が出た。

小商工人市場振興公団の調査によると、小商工業者の8月景況見通し指数は71.0で、前月見通しより6.3ポイント低下した。伝統市場も70.7から66.5へ4.2ポイント下がった。指数が100を下回ると、景況が悪化すると見る回答が多いことを意味する。

小商工業者では販売実績、来店客数、資金事情の見通しがいずれも悪化した一方、費用負担の見通しは上昇した。伝統市場でも同様の傾向が表れた。

専門家は、今回の不振は通常の夏季閑散期だけでは説明できないと指摘する。消費低迷に長期の猛暑が重なり、特に冷房設備が不十分な開放型市場の弱点が表面化したためだ。

小商工人連合会のチャ・ナムス政策本部長は「猛暑の期間には冷房費や電気代のバウチャーを支援するなど、時期と業種に応じた対策が必要だ」とし、内需活性化策とともに現場で実感できる支援を求めた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News