「現代モータースタジオ高陽」(c)news1
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【08月05日 KOREA WAVE】韓国・現代自動車グループのチョン・ウィソン(鄭義宣)会長が、約1カ月にわたる海外訪問を終えて帰国後、初の国内現場視察先として「現代モータースタジオ高陽」を訪れた。2027年に開館10周年を迎えるのを前に、施設の全面刷新の方向性などを協議したとみられる。

チョン会長は3日午前8時、チャン・ジェフン副会長とともに京畿道高陽市の現代モータースタジオ高陽を非公開で訪問した。チャン副会長は、訪問目的が施設刷新の点検かとの質問に「そうだ」と答え、「全体的な方向性は現場関係者の話を聞いた後に分かるだろう」と述べた。

チョン会長が帰国後最初の現場視察先に同施設を選んだ背景には、韓国内の顧客との接点を強化する狙いがあるとみられる。

チョン会長は2025年1月にも同施設でグループの新年会を開き、「失敗した企業は顧客の利益に合う製品やサービスではなく、自社の利益になる決定を下した」と述べ、顧客優先の経営方針を強調していた。

現代自動車グループは最近、顧客との接点拡大に力を入れている。6月には京畿道龍仁市に高度な整備を担う「水原ハイテクセンター」を開設した。ロボットが部品を運び、車両の異常をデータで把握する施設で、チャン副会長は「偉大なブランドはサービスの現場で完成する」と語った。

現代モータースタジオ高陽は2017年4月、ソウルと河南に続く韓国内3カ所目の常設複合自動車テーマパークとして開館した。

地下5階、地上9階建てで、延べ床面積は6万3878平方メートル。車両の生産工程や完成車の展示、試乗、整備、飲食、文化体験まで一つの施設で楽しめる。2026年3月には累計来場者数が300万人を超えた。

2027年4月の開館10周年を前に、大規模な刷新に入る予定だ。先に開館したソウルと河南の施設も、それぞれ2025年と2024年に約3カ月間の改装工事を終えている。

高陽の施設はソウルの約21倍の広さがある。改装後は自動車関連の展示だけでなく、フィジカルAIやロボット、水素など、現代自動車グループが重視する新規事業を顧客が実物で体験できる空間になる可能性がある。

同施設は2024年7月、没入型体験展示館「4Dライド」を一部刷新した。開館当時の世界ラリー選手権の映像に代え、四足歩行ロボット「スポット」や人型ロボット「アトラス」が災害現場で活躍する映像を常設上映している。

同年11月には、現代自動車による27年間の水素燃料電池車開発の歴史を紹介する特別展も開いた。

チョン会長は帰国前の約1カ月間、米国ボストンを出発点に、トルコ工場まで各地を回った。

アフリカのガーナで現地国王を表敬訪問したほか、イ・ジェミョン(李在明)大統領の米サンフランシスコ訪問に経済使節団として同行し、エヌビディアなどの米IT大手とのAI協力拡大を模索した。その後はブラジル・サンパウロの現代自動車工場を訪れ、現地化戦略を求めた。

一連の移動距離を直線で結ぶと約4万キロに達し、地球一周分に相当するという。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News