[KWレポート] 韓国で急増する「株うつ」の現場(下)…不安が続く時、アプリから距離を
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【08月05日 KOREA WAVE】うつ病は、抑うつ感や無気力、喜びの喪失などが続き、気分や思考、行動に影響を及ぼす疾患だ。一時的な気分の落ち込みとは異なり、日常生活に支障をきたすこともある。
韓国の医療関係者によると、うつ病は専門家との面談を通じて診断され、認知療法や集団療法、薬物療法などで治療する。抗うつ薬は感情を調整する神経伝達物質の働きを整える効果があり、症状が重くても2~3カ月ほど継続して服用することで改善が期待できるという。
周囲の接し方も重要だ。本人を「意志が弱い」と責めたり、単に「頑張れ」と励ましたりするだけでは助けにならない。率直に話を聞き、理解しようとする姿勢が必要とされる。
最近は韓国株式市場が急騰と急落を繰り返す中、株価が上がれば「自分だけ機会を逃した」と不安になり、下がれば後悔や罪悪感に苦しみ、不眠や抑うつを訴えて病院を訪れる人も増えている。
専門家は、短期間で大きな利益を狙うより、精神的な安定を保ちながら現実的な投資原則を決めることが大切だと指摘する。
ソウル聖母病院精神健康医学科のイ・ジュンヒ教授は「自分以外は大きな利益を得た」「完璧な売買のタイミングを自分だけ知らない」といった偏った考えを修正し、投資に対するバランスの取れた認識を持つことが「株式うつ」の克服に役立つと説明した。
また、取り残されることへの恐れを意味するFOMOは、情報が多すぎると急激に悪化する可能性があるとして、株式取引アプリの通知を切り、1日の確認回数を制限することを勧めた。投資関連のSNSや動画、オープンチャットのアカウントをフォロー解除したり、遮断したりすることも不安の悪化を防ぐ方法だという。
仕事に打ち込む若手会社員に多い燃え尽き症候群についても、休息や運動、余暇、気軽な会話による回復が重要とされる。症状が仕事を続けられないほど重い場合や長期間続く場合は、専門家の相談や治療が必要になる。
高麗大学九老病院精神健康医学科のユン・ヒョンチョル教授は「誰でも落ち込むことはあるが、うつ病は社会生活や日常生活に支障を与え、通常は2週間以上続く点で異なる」とし、症状が重い、または続く場合は専門家の助けを求めるよう呼びかけた。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News