韓国政府、全国民向け「AI成長のはしご」始動…教育から開発・起業まで一体支援
このニュースをシェア
【08月05日 KOREA WAVE】韓国政府が、人工知能(AI)の教育から開発、起業までを一体的に支援する「みんなのAI成長のはしごプロジェクト」を始動した。科学技術情報通信省は3日、国立光州科学館でプロジェクトの発足式を開いた。
ペ・ギョンフン(裵慶勲)副首相兼科学技術情報通信相は「国民がハングルのようにAIを身につけ、誰もが活用できる時代が開かれた」と述べ、AIの革新による成果を国民全体が共有する「AI基本社会」を目指す考えを示した。
プロジェクトは、これまで個別に推進されてきたAI教育、開発、実証の基盤を統合し、学習から開発、起業へとつながる段階的な支援体制を構築するものだ。中心となるのは「みんなのAI学習センター」「みんなのAI実験室」「みんなのAIラウンジ」の3事業。
オンライン教育ポータルの「みんなのAI学習センター」では、利用者の関心分野に応じた教材を推薦する。現在は政府の教育プラットフォームと連携しており、今後は民間サービスにも対象を広げる。
開発プラットフォームの「みんなのAI実験室」は、アイデアの提案から開発環境の提供、成果の共有、事業化や起業までを一括して支援する。AIを使ってプログラムを作る「バイブコーディング」の環境や、生成AIモデルを利用するためのポイント、民間クラウド、開発支援ツールを提供する。
一般国民には、1人当たり4万ウォン(約4400円)相当のAI利用ポイントを支給する。バイブコーディングで約5つのサービスを作れる水準だという。公募で選ばれた開発チームには100万~300万ウォン(約11万~33万円)相当のポイントを支援する。
「みんなのAIラウンジ」は、開発したAIサービスを実証するオフライン拠点として、2026年に首都圏、江原、忠清、慶尚、全羅・済州の5地域に設置する。専門家による指導や現場での実証を支援し、地域住民と専門家が地域課題を発掘する場としても活用する。
ペ・ギョンフン氏は「AIの活用能力は、国民誰もが備えるべき新たな基礎能力であり、国家競争力の核心」とし、学習から開発、実証、新たな価値の創出へとつながる基盤を構築すると述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News